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訪問ありがとうございます!
このブログは、「カフェ&ギャラリーkaze」のブログでしたが
廃業に伴い現在は、新規記事はなく、既存記事を保存中です。
記念碑として、活用中なので、分け入って楽しんでいただければ幸いです!
また、兄弟ブログ『風のささやき』及び『風の詩』も是非お立ち寄りいただければ幸いです!

新発見! [kazeの風景]

2013年3月31日(日)

朝3度、曇り。
今日は、山瀬さんが友人と来店し、
早速畑仕事を始めた。
土いじりが楽しくてたまらないという。
外はちょっと風が冷たいのであるが、
全く気にならないらしい。

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玄関では、鉢植えのバイカオウレンが満開!

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テラスの横のニワトコも花を咲かせた。

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川辺の梅の木も花を咲かせてきた。

珍しくサオリガーデンのタケさんが来店。
クマポストのプレートを持ってきたのだ。

数年前(多分5年以上前)に
彼が、チェンソーアートで作ったクマさんポストを買ったのであるが
その時に、プレートを付けてくれることになっていたのである。

が、その後、音沙汰なかったので没になったのかと思っていたのだ。

忘れなかったのだ。

クマさんもkazeのプレートを付けてもらって大喜びだ。

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ところがタケさんが、
「クマさんのお腹に光熱費の領収書などがたくさんあるよ」というのだ。
見ると平成23年の検針票などが入っている。

Kazeでは、ちゃんと別にポストがあるので、気にもしなかった。
でも、確定申告の決算をする時に電気代の領収証がなくて困ったが
こんなところにあったのだ。
なんか新発見したような気分。

新発見は、もうひとつあった。
夜、なにか外で異常な音がしたので外灯をつけてみると
なんとイタチ君が来店。

当店では、夜間営業はしてないんだけど・・・
玄関の手すりに登って遊んだり、
クマさんとにらめっこをしたりしている。

が、カメラを取りに行ってる間に、姿が見えなくなった。
ちょっと残念。
一緒に遊んであげようと思ったのに!


山笑う! [kazeの風景]

2013年3月30日(土)
朝4度、晴れ。
明るい太陽の光を浴びて、
kazeは朝から暖かい。
何やら「山笑う」季節になったような
裏山の姿が、すがすがしい。

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庭では、カタクリの花が増え、

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水仙が花を開き始め、

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ビオラが、かわいい花を二輪咲かせた!

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日一日と春の足音が大きくなっているような気がする。
菰をかぶったままのしだれ桜が、
気の毒に思えてきたので
早速、菰を外した。

桜の木が、光を浴びて、背伸びしてるように思えた。

雪で傷んだブルトーザーの小屋の屋根も修理した。

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冬の間にできなかったことや
雪で傷んだところの修理など
春は、忙しい!

ところで話は変わるけど
厨房のステンレスのキャビネットの足の近くに
非常にささやかな小さなクモの巣がありました。

その巣にあほなカメムシが引っ掛かりました。
巣の主は、カメムシなんかに用はありません。

が、カメムシは、クモの糸に絡まり、大騒ぎ。
せっかくのクモの巣をずたずたにしています。

これに怒ったクモは、カメムシを追い出そうと足蹴り!
しかし、カメムシには痛くもかゆくもありません。

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で、クモ君は必死で足蹴りをするのだが・・・・・

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最後は、クモ君大いに切れて、カメムシに体当り
殴る、蹴るの大暴れ!

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結局、どうなったと思います?
クモ君は、パンチもきかず、おまけに臭い!
あきらめて、クモの巣の隅に退いて、
弱り果ててしまった。

一方、カメムシは、糸を切って、歩き出した。

そこで、僕の出番
火ばさみでひっ捕まえて、
クモの仇をとってやっとというお話。

僕は、鹿やカメムシには非情だけど、
小さなクモ君には優しいのだ!


春は必ず回り来る! [kazeの風景]

2013年3月24日(日)

朝零度、晴れ。
昨日とは、まるで違って、暖かな日である。
庭の桜のつぼみも大分膨らんできた。

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来店した名村さんが言うには、
「東京の上野の桜は、もう散り始めたらしいよ。」
「なんだって!ここは桜どころか梅もまだだよ。」
あまりの落差にスースー言ってたら、
山瀬さんがやってきた。

早速、今年初めての畑仕事開始!

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鹿除け網の設置前に、
せっかく植えたアジサイなどが食い荒らされていて
少しショックを受けたようである。
なにか申し訳ない気持ちである。

あの憎らしい鹿の為に、
僕らが気兼ねしなければならないのかと思うと悔しい。

山瀬さんが畑仕事を始めると、
トンビが三羽やってきて
盛んと鳴きながら、頭上を旋回するのだ。
春めいた陽気で騒いでいるのか、
餌にありつけると思っているのかは
定かではない。

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ところで、僕の頭は、昨日読んだ吉村昭の本
「星と葬礼」の中の「星と葬礼」が焼き付いた。

主人公は、知恵おくれの16歳の次郎となっているが、
本当の主人公は、時子であると確信する。

僕の心に焼き付いてしまったのは、
時子のひたむきさである。
孤独で不幸な少女、時子の生き様である。

表向きの主人公次郎は、
時子の為に用意された人物だと思えてくる。

しかし、どうして、僕の心が
その時子の姿にかくも鮮烈に
共振するのだろうか。

この作品を読んで、
僕と同じように感じる人が
他にもいるのだろうか?

昼食の後、庭を散歩していたら、
カタクリがなんともかわいい姿で
花を一輪咲かせていた!

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その近くで馬酔木がつぼみを膨らませていた。

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よく見ると、小さな雑草が、
実に小さな花を咲かせているのだ!

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どんな厳しい冬があっても、春は必ず回ってくる。
でも、人の人生は、二度と回ってこない!


吉村昭に取りつかれた! [kazeの風景]

2013年3月23日(土)

朝3度、曇り、のち晴れ。
外は、冬枯れの風景の広がる野辺を冷たい風が吹きぬけ、
ついでに杉花粉を巻き上げていた。
見方によっては、寂しい山里の殺風景であるが、
暖かな窓辺から眺めると、心穏やかになる風景である。

が、今日の僕は、心穏やかではない。
理由は読書にある。
吉村昭の「星と葬礼」を読んでいるからだ。

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どの作品も貧困と死が立ち込めていて、救いがないのだ。
一言でいえば悲惨としかいいようのない作品である。
救われるのは、彼の作風が、
読者にとって、第三者的な視点になっているので
強烈な悲惨なところが、緩和のフィルターを通って、伝わるので
耐え難い苦痛を読者に与えないで読ませるところにある。

僕と吉村昭の出会いは、妻が彼の「破獄」を読んでびっくりし
事の次第を延々と僕に話してくれた。
それで、僕は「破獄」を読んでいないのに、
すっかり読んだ気分になってしまった。

次に妻が「破船」を読んで、またまた、読み語りをしてくれた。
さすがに、興味がわいて、これは自分で改めて読んだ。
かくして、僕らは、今、吉村昭に取りつかれているのだ。

緑が恋しい庭では、わずかながらも活気が出てきた。
キブシがつぼみをたくさんつけて、すだれを作っているし

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チュウリップも花芽をだし

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水仙もつぼみを膨らませている。

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クリスマスローズの花も増え

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トリカブトが葉を広げてきた。

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日々、少しづつ植物たちが活気づく姿が楽しみである。

冬枯れの山里の谷間にあるこのkazeを訪れた人たちが
帰り際に、庭を歩き、カメラやスマホで撮影して帰るのだ。
僕らには、ありふれた風景だが、初めて訪れた人には
印象的なのであろう。
考えてみれば、かって、僕らもそうだったのだ。

 


春の目覚め?! [kazeの風景]

2013年3月20日(水)

朝5度、曇り、午後から雨!
だけど、暖かい!
バイカオウレンが花盛りになった。

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カタクリもつぼみを膨らませた。

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ヤマシャクヤクが芽をだした。

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ニワトコのつぼみが大きく成長した。

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フキノトウが花を開いた。

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こぶしも花芽を膨らませた。

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みんな春だ!春だ!と
喜び勇んでいるような気がする。

来店者にピアニストの方がいて、
ピアノを演奏してくれた。
ショパンの「幻想即興曲」である。
外は雨
だけど
実に心を躍動させる曲である。
感動しました。
春の到来にふさわしい曲だ。
ありがとう!

カメムシまでが、春だと大量にやってきたが
これは、僕らには、はなはだ嬉しくない!

夕方、二人ずれの若者が来店。
北九州の甥っ子とゲーム友達だという。
甥っ子の勧めで来店したという。

丹後の会社に就職が決まり、来月から勤務が始まる。
その前にということでの来店だった。

で、4人で大いに話が盛り上がり、
気が付けば6時半だった。

しっかりしていて、さわやかな若者だった。
で、僕らは、そういう若者に会えたことがうれしかったのだ。
今日は浮かれ気分だけでなく、
さわやかな気分の日となった。

 


心も弾む! [kazeの風景]

2013年3月17日(日)

朝マイナス2度、霜、快晴。
積雪は、日の当たらぬわずかな場所に、
忘れられたように残っているだけである。
kazeの庭の雪は、すっかり消えてしまい、
装いも新たである。

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今日は、異様にあたたかい。
で、来店された方々も、ひとしきり庭を散歩。
中には、来店したワンちゃんと交流(笑)している方もいた。

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親しい方々も続々と来店してくれた。
季節柄か、バイクでの来店者も多かった。
雪の季節が過ぎて行ったのだということを実感する。

バイカオウレンの花も一輪咲いた。

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待ちに待った春が来たのだと思うと、
心がわけもなく弾むのだ。
心だけでなく、会話も弾んでしまった!


やっと春の気配! [kazeの風景]

2013年3月16日(土)

朝マイナス1度、霜で真っ白、快晴。
玄関下の花壇でクリスマスローズが一輪咲いた!

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つぼみも数個でいている。

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玄関の鉢植えのバイカオウレンも小さなつぼみをつけている。


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桑の木の下では、カタクリが葉を出した。

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カンゾーがかわいい姿で立ち上がっている。

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やっと、春がやってきたんだと、実感する。
昼間は、外でも体を動かしていると、少し汗ばむほどである。
で、しばらくは薪ストーブの空気孔を閉じた。

お猿のボスさんがカブで来店。
50年前のバイクを買うんだと、今日は試乗にやってきたのだ。
とても50年前のバイクとは思えないきれいな姿である。
なんでも「ホンダ君」が作ったものらしい(笑)

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ついでに4月7日(日)にkazeで、カブ友の集いを開きたいというのだ。
もちろん、OKです。
天気も今日のようないい天気だといいのだが・・・

お昼すぎ、お客さんをホッパって(笑)二人で作業、
納屋の傍のアイスバーグが、屋根の雪で押さえつけられ続けて、
くの字にひずんでしまっていたので、竹を切り出し、支えにして、
バラの木を矯正した。
棘だらけの暴れ枝の始末には、苦労した。
でも、きれいな白い花をたくさん咲かせてほしいよ。

雪の季節が終わり、春めいてくると、外での作業がたくさんある。
それがまた、春の楽しみでもある。


 


天気は大荒れ [kazeの風景]

2013年3月10日(日)

朝12度、曇りのち暴風雨!
ドドドッと車の音がして、いつもなら名村さんが来店したのが
わかるのであるが
今日は、いつの間にやら玄関に入ってきた。

ドドドッという音は、名村さんが好きでつけたマフラーではない。
そもそも、初めから、そうだったのだと彼女はいう。
ところが、今度車検に出したら、騒音条例に違反してるというので
マフラーを取り換えないといけなかったというのだ。

それって、ちょっと苦情の一つも言いたくなるところであるが
名村さんにかかると、なんか可笑しい笑い話になってしまうのだ。
「すごく、快適に走るようになった」と本人はご満悦!

道理で僕らが気が付かなかったわけだ。

長岡さんご家族が来店。
朽木は雨が降ってたよという。
ここから朽木はごく近いのであるが、ここは曇り。

ところがやがて、それがドラマチックにやってきた。
突然、ものすごい強風とともに!
窓の視界は、瞬時にゼロ!
屋根よりも窓の方が濡れているって言ってもいいくらいだ。

やがて、気温もどんどん下がった。

少し、雨風が収まったとき、釣り人の姿が目に入った。
傍の河原で釣りを楽しんでいた人たちも、大騒ぎ。
ずぶぬれになり、震えあがっている。
竿まで持っていかれてしまったのか、竿も持っていない。
えらい災難である。

来店者の中には、
京都マラソンは、どうなったんだろうと心配している方もいる。
この暴風雨が京都市内まで行ったかどうかわからないが、
行ってたら、大変な災難である。

一時、雪までまざり、向かいの家の屋根が白くなった。

強風に倒れるんじゃないかと心配していた鹿除け網は、
無事で一安心。

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夕方5時には、気温が零度になった。
雨は止んだが、身切るような冷たい風は、相変わらず吹いている。

そんな日であるが、雪解け後にふきのとうが5つ庭に頭を出していた。

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テラスの傍では、ニワトコのつぼみをつけた枝が風で大揺れに揺れていた。
今年は、鹿に食べられずに残っていたのだ。

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大荒れ、大寒の一日でした。


へとへとになった! [kazeの風景]

2013年3月9日(土)

朝2度、快晴。昼に15度まで上がる。
かすかに春の気配を感じる朝だった。

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庭に小鳥の集団が来て、飛び回っているのでズームで撮影してみたら
ホオジロの群れだった。
彼らも今日の陽気に浮かれているようで「一筆啓上・・・・」だそうだ!

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が、庭は鹿の足跡と糞があちこちにあり、
目が出たばかりに木の芽を食い荒らしている。
許せん!

早速、お店は妻に任せて、鹿避け網の設置に取り掛かった。
まだ、網は雪に埋もれた部分もあり、苦労した。

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日のあるうちは、暑くて汗をかいたが、日没とともに寒くなった。
でも、とにかく、夕闇が迫るころには、完了した。
もう、へとへと!
疲れすぎて、食欲までない。
一杯飲んで寝る!


極楽の日 [生活]

2013年3月7日(木)

きれいに晴れ渡った陽気な日である。
今年は、一人で歩いて、吉田山を越えて確定申告に出かけた。
歩いていると、汗ばんでくるのでオーバーも脱いでの散歩である。

帰り道は、金戒光明寺のルートにした。
ここは、NHK大河ドラマの「八重の桜」に登場する「京都守護職」の本陣が
置かれた寺である。

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門をくぐると、「會津墓地参道」の石碑が建っていた。

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山門は、現在修理中、この秋には完成だという。

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境内にある「極楽橋」をわたり、

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咲き誇る梅の花を眺めて、御影堂で一服。

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再び、極楽橋の向こうにある石段を上がる。
が、肺気腫を病む僕にとっては、きつい!

途中、”江”の供養塔があったので立ち寄る。

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三重の塔のあるところまで登ると、京都の町が一望できる高さである。
遙かに京都タワーが見える。

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塔を右手に進むと、墓地の中を行く。
やがて、西雲院にたどり着く。

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ここには「紫雲石」がある。
かって、法然上人が念仏弘通の聖地を求めてこの地に着き、
大石に腰をおろし念仏を称えながら回想観をすると、
たちまち紫雲が棚引き、芳香が四方に薫じたという。
この奇瑞によってこの大石を紫雲石と名付け、庵を結んだのが
金戒光明寺の起こりという。
で、山号も紫雲山という。

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西雲院のそばに會津藩の墓地がある。
ここには350余名の霊が眠っている。
墓地の広さは300坪とか。

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墓地の北側は、もう真如堂の敷地である。
秋は、紅葉を愛でる人たちで賑わう庭も、今は冬枯れの木々に包まれ
本堂は、陽気な光に照らされて、春の眠りについているようである。

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山門を出て、吉田山に向かって歩くと極楽寺がある。

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門をクグると満開の梅が目を引く。
その梅の木のそばに「東北院縁起」という看板が立っていた。

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平安時代に和泉式部が訪れて梅を愛でて「軒端の梅」と名がついたという。
別名「鶯宿梅」というらしい。

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今日は偶然ながら、極楽橋を渡り極楽寺にたどり着いたのである。
なにかいいことあるのかな!?


 


陽気な気分になった [kazeの風景]

2013年3月3日(日)

朝マイナス4度、小雪が降るが、時々青空がでる。
朝の寒さと裏腹に昼間は、かすかに春を思わせる雰囲気である。

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が、上野さんのいないかやぶき屋根の家は、ひっそりと泣いていた。

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久しぶりに平野さんが元気にやってきて、テラスの除雪をしていた僕から
スコップを取り上げて、ざくざくと積雪を削って、かたづけてくれた。

これから神木を切らなければならないと、
自慢の大きなチェンソーを見せてくれた。

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ホットミルクを飲みながら、馬鹿話!
あることで奥さんが「怒らへんから言うてみい!」というので
言ったらえらく怒られたという。
「こんな言葉を真に受けたらあかん!」とのこと(笑)

清水先生ご夫妻も来店。
自宅の庭に来るメジロのかわいい写真を妻がご披露。
写真はここで見れます。

で、小鳥の話に花が咲いた。
清水先生が言うには「ちょっと来い」と鳴く鳥がいるという。
先生は「おまえの方が来い!」と言いたいだって。
「それ何て鳥?」
「コジュケイ」
ネットで調べたら、こんな鳥だった。

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鳴き声はこちらで「コジュケイの鳴き声」



なんとなく陽気な気分の一日となった。

 


変わりゆく山里 [kazeの風景]

2013年3月2日(土)

朝マイナス2度、一日中吹雪
今日から葛川地区の渓流釣りの解禁日である。
ここ葛川では、いわな、あまごの釣りが楽しめる。
で、今日は釣り人へのサービスとして、朝6時から遊漁券の販売をした。

僕には、珍しく5時半に起きたが、まだ、外は真っ暗である。
6時頃からやっとあたりが白み始めた。
ところがその頃から、吹雪となり、視界が悪い。
それでも、釣りの愛好家は、めげずにやってきた。
中には、奈良ナンバーの車もあった。

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漁協に寄るついでに、葛川に1軒しかないガソリンスタンドにも寄った。
いつも元気なご夫婦なのだが、今日は元気がない。
「どうしたの?」というと一枚の紙を手渡された。
見ると廃業のお知らせである。

法律が変わって、タンクを更新しなければならなくなり、
それができないので廃業することにしたというのである。
タンクの更新には一つで約1千万円の費用がかかるという。
三つのタンクがあるので、営業しようとすれば3千万円が必要になり
とてもそんな資金を確保できないというのだ。

いつもは元気な声でおもしろい話をする奥さんは、一言も口をきかず
デスクに座って、黙々と廃業のお知らせの送付準備をしている。
気の毒な気分になった。

でも、廃業されると葛川や久多の地域の人たちで灯油を配達してもらって
いた人たちは、どうするんだろうと心配である。
年老いて車も運転もできなくて、暮らしている人たちは、冬に灯油を
自分で確保するのは困難である。

田舎のガソリンスタンドは、次々と廃業してるという。
田舎は、ますます不便になり、住み辛くなって行く。
暗い気分になった。
こういう地域にこそ、政治の救いの手が必要に思えるのである。

午後、向かいのわら屋根の上野さんが娘さん夫妻と来店した。
今日から、娘さん夫妻の住む明石で生活することになったという。
上野さんは91歳で、ここで一人暮らしをしていた。
僕らも、ここで営業を始めて以来、大変お世話になった方である。

上野さんは、いつも僕らが店に来ていると、
それだけでなんか安心すると話していたが、
それは僕らも同じで、上野さん宅の戸が開いていると、
上野さんがいるということでなぜかほっとするのである。
夜、上野さん宅に明かりが見えないと、妙に心配になるのだ。

静かな山村では、親しい人が近くにいるというだけで
こころが休まるような気持ちの絆が結ばれているのだ。
で、上野さんがいなくなるということは、僕らも寂しい気分になった。

そんなとき、浦さんが来店。
なんと花束を持ってきてくれた。
寂しい気分の時だけに、心温まる贈り物である。
ありがとう!

閉店後、お客さんの誘いで今津にある還元陶板浴に連れていってもらった。
吹雪の中、北に向かうのは心配だったが、
なんと朽木までいくと、吹雪もなければ、雪もない!
この吹雪は、葛川のkazeの周辺だけなのだ!
びっくりであった。

 


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