極楽の日 [生活]
2013年3月7日(木)
きれいに晴れ渡った陽気な日である。
今年は、一人で歩いて、吉田山を越えて確定申告に出かけた。
歩いていると、汗ばんでくるのでオーバーも脱いでの散歩である。
帰り道は、金戒光明寺のルートにした。
ここは、NHK大河ドラマの「八重の桜」に登場する「京都守護職」の本陣が
置かれた寺である。
門をくぐると、「會津墓地参道」の石碑が建っていた。
山門は、現在修理中、この秋には完成だという。
境内にある「極楽橋」をわたり、
咲き誇る梅の花を眺めて、御影堂で一服。
再び、極楽橋の向こうにある石段を上がる。
が、肺気腫を病む僕にとっては、きつい!
途中、”江”の供養塔があったので立ち寄る。
三重の塔のあるところまで登ると、京都の町が一望できる高さである。
遙かに京都タワーが見える。
塔を右手に進むと、墓地の中を行く。
やがて、西雲院にたどり着く。
ここには「紫雲石」がある。
かって、法然上人が念仏弘通の聖地を求めてこの地に着き、
大石に腰をおろし念仏を称えながら回想観をすると、
たちまち紫雲が棚引き、芳香が四方に薫じたという。
この奇瑞によってこの大石を紫雲石と名付け、庵を結んだのが
金戒光明寺の起こりという。
で、山号も紫雲山という。
西雲院のそばに會津藩の墓地がある。
ここには350余名の霊が眠っている。
墓地の広さは300坪とか。
墓地の北側は、もう真如堂の敷地である。
秋は、紅葉を愛でる人たちで賑わう庭も、今は冬枯れの木々に包まれ
本堂は、陽気な光に照らされて、春の眠りについているようである。
山門を出て、吉田山に向かって歩くと極楽寺がある。
門をクグると満開の梅が目を引く。
その梅の木のそばに「東北院縁起」という看板が立っていた。
平安時代に和泉式部が訪れて梅を愛でて「軒端の梅」と名がついたという。
別名「鶯宿梅」というらしい。
今日は偶然ながら、極楽橋を渡り極楽寺にたどり着いたのである。
なにかいいことあるのかな!?
会津守護職本陣だったんですか。
東北に生まれ育った身には幕末の会津藩に寄せる思いが強いです。
鶯宿梅は先日見ました。謂れのある古くからの梅なんですね。
by 斗夢 (2013-03-08 07:25)
極楽巡りでしたか(笑)
京都を散歩すると何かしら歴史に遭遇しますね、大河ドラマの舞台があちこちに・・・
梅の花一輪にも歴史があるのがイイですね♪
by 路渡カッパ (2013-03-08 10:01)
斗夢さんへ
僕は九州生まれなんだけど、最近東北の方の心意気に
心を引かれています。
津波や原発事故で、多くの人が厳しい生活を強いられていることに
心が痛みます。
先日、NHKの番組「歴史館」で八重のことが取り上げられていました。
鶴ヶ城にこもって、1ヶ月も戦闘の指揮を執って戦った八重の話には
まさに驚嘆のしました。
脱帽です。
會津を身近に感じます。
by kazenotomo (2013-03-08 11:55)
路渡カッパさんへ
本当に京都は歴史だらけって感じがしますね。
一つ一つ詳しく見ようとしたら一生かかっても・・・・
歴史を学ぶことは、先人たちのメッセージを受け止めることだと
思うようになりました。
自分の生き方まで問われているような気がします。
これって、年のせいかな?
by kazenotomo (2013-03-08 12:04)
急に春めいて来ましたね。
優雅な確定申告で^^;
ササエも医療費、申告しなくちゃ。
めんどうですよね。
カレー、食べたいです。
今度はタッパーを持って行こうかな(^u^)
by ☆ササエ☆ (2013-03-09 00:18)
京都には本当に色々な名所がありますね。
それにしても、やっぱり大河ドラマ関係の情報を付けてもらえると、わかりやすくていいですね^^;
江姫くらいになると、大河ドラマが無ければ、歴史好きじゃないとわかりませんからね。
by 名犬ゴン太・・・の兄 (2013-03-09 13:53)
ササエさんへ
決算は大変だったよ。
面倒な申告も散歩のつもりでいけば気が楽ですよ。
タッパーだって、おいおいですね。
by kazenotomo (2013-03-09 22:09)
名犬ゴン太・・・の兄さんへ
ごもっともです。
八重も大河ドラマで名を売りましたね。
by kazenotomo (2013-03-09 22:11)