春は必ず回り来る! [kazeの風景]
2013年3月24日(日)
朝零度、晴れ。
昨日とは、まるで違って、暖かな日である。
庭の桜のつぼみも大分膨らんできた。
来店した名村さんが言うには、
「東京の上野の桜は、もう散り始めたらしいよ。」
「なんだって!ここは桜どころか梅もまだだよ。」
あまりの落差にスースー言ってたら、
山瀬さんがやってきた。
早速、今年初めての畑仕事開始!
鹿除け網の設置前に、
せっかく植えたアジサイなどが食い荒らされていて
少しショックを受けたようである。
なにか申し訳ない気持ちである。
あの憎らしい鹿の為に、
僕らが気兼ねしなければならないのかと思うと悔しい。
山瀬さんが畑仕事を始めると、
トンビが三羽やってきて
盛んと鳴きながら、頭上を旋回するのだ。
春めいた陽気で騒いでいるのか、
餌にありつけると思っているのかは
定かではない。
ところで、僕の頭は、昨日読んだ吉村昭の本
「星と葬礼」の中の「星と葬礼」が焼き付いた。
主人公は、知恵おくれの16歳の次郎となっているが、
本当の主人公は、時子であると確信する。
僕の心に焼き付いてしまったのは、
時子のひたむきさである。
孤独で不幸な少女、時子の生き様である。
表向きの主人公次郎は、
時子の為に用意された人物だと思えてくる。
しかし、どうして、僕の心が
その時子の姿にかくも鮮烈に
共振するのだろうか。
この作品を読んで、
僕と同じように感じる人が
他にもいるのだろうか?
昼食の後、庭を散歩していたら、
カタクリがなんともかわいい姿で
花を一輪咲かせていた!
その近くで馬酔木がつぼみを膨らませていた。
よく見ると、小さな雑草が、
実に小さな花を咲かせているのだ!
どんな厳しい冬があっても、春は必ず回ってくる。
でも、人の人生は、二度と回ってこない!
少しずつ春は近付いていますね。
東京は、桜のピークは昨日までだと思います・・・
鹿との戦い、大変でしょうが頑張ってください。
自然に近いところでは、どうしてもこういう競争があるのでしょうね。
by 名犬ゴン太・・・の兄 (2013-03-25 08:55)
名犬ゴン太・・・の兄さんへ
ありがとう。
鹿が増えすぎて、里を荒らし回るのは、
本当に困ったちゃんです。
by kazenotomo (2013-03-28 11:40)
こんばんは。
今年は東京の桜は随分早かったようですね。
KAZEの桜並木はもう少し先かな、庭にカタクリが咲くなんて、とても素敵ですね♪
白い花はタネツケバナかな?ペンペン草やハコベ、オオイヌノフグリでも
雑草というより野草って思うようになりました。(^_-)v
by 路渡カッパ (2013-03-29 00:28)
路渡カッパさんへ
そうだったね。
雑草ではなくて野草だった!
うっかりあの時のこと忘れてた!
kazeの桜は10日ごろになるかな?
今年は、どこも早いようですね。
とにかく、当地の桜の開花は、青森県と同時期です。
そう土地の人が言ってました。
by kazenotomo (2013-03-30 22:44)
最後の一言、自分も最近ずっと考えています。
まだまだ子供に手がかかる。
けど、童顔でも年は年。自分の為の人生、いつになったら満喫出来るのか。
今でも出来るだろうけど、子供には負担が掛かるだろうし・・・。
by ☆ササエ☆ (2013-04-05 01:00)
ササエさんへ
なかなか難しい問題ですが、
耐えるところはしっかり耐えながら
やるべきことは、やり抜くしかないように思います。
by kazenotomo (2013-04-05 01:19)