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訪問ありがとうございます!
このブログは、「カフェ&ギャラリーkaze」のブログでしたが
廃業に伴い現在は、新規記事はなく、既存記事を保存中です。
記念碑として、活用中なので、分け入って楽しんでいただければ幸いです!
また、兄弟ブログ『風のささやき』及び『風の詩』も是非お立ち寄りいただければ幸いです!

明けましておめでとうございます! [ごあいさつ]

2015年元旦

新年明けましておめでとうございます!
今年もよろしくお願いします。

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昨年は、カフェを止めたので、一年間「のたごろ」を決め込んでいたのですが
結果は、忙しくてそれどころではなかった。
が、今年は「のたごろ」ではなく、自分の作品を複数発表できるように
頑張ろうと思っています。
どうかよろしくお願いします。
このブログも、kazeの風景を中心にこれまでは、書いてきましたが
今年からは、少し幅を広げて、書きたいと思っています。
旧年中は、みなさまに励まされて、頑張ってきましたが
今年も、ご声援よろしくお願いします。


私の三大ニュース [人生]

2014年12月30日(火)

年末になると、メディアでは、今年の○大ニュースなどが発表されるけど
私個人では、三つの大きな出来事があった。

その第一は、今年の前半かけて映画「標的の村」の上映の取り組みだった。
リタイヤ組の2夫婦と6人の個人で取り組み、大成功させた。

第二は、私の写真展を8月から11月にかけて京都、東大阪、大分で開いたこ
とだった。

第三は、私にとって最も大きな出来事だったが、わが母が永眠した。
これは大きな衝撃だった。
それは、98歳の誕生日を3日後にしての旅立ちだった。
母は、私にたくさんの思いと後悔を残して逝った。
でも、最後に親不孝を許してくれた母に、感謝を献げたい。

葬儀に駆けつけた、母の生家の跡継ぎさんから、母の結婚前の写真を
一枚いただいた。
母の21歳の写真を見るのは、初めてのことである。
そのころ母は、近所の子供達の世話をしていたという。
写真は、その子供達と母の父親の引くオルガンに合わせて、
ラジオ体操をしている若き日の写真である。

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私の知る母は、結婚後の大変な苦労の中で生きてきた母の姿しか亡かった。
この写真をみて、なぜか救われたような気がした。
このようにうれしそうな母の姿が、あったことに安堵したのだ。
で、渾身の力で、母のアルバム「母を偲んで」を作った。
ハガキ大の写真で200枚のアルバムである。

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鎮魂のアルバムだと思っている。
母の霊前に献げた。


妻のプレゼント [人生]

2014年12月29日(月)

久しぶりに暖かないい天気なので、ご近所散歩をした。
金戒光明寺では、墓参りの方々が意外と多くいて、お墓の掃除などをしていた。
累々と墓石の並ぶ墓地の中を通り、真如堂に抜ける。
境内は、シンと静まりかえり、あの紅葉の人出が嘘のようである。
のんびりと二人でそれぞれ読んだ本の事などを話し合いながら歩くと
時間の経つのが早い気がする。

僕は昨日、梅原猛氏の『親鸞「四つの謎」を解く』という本を読み終えた。

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梅原氏がいう四つの謎とは、
1. 親鸞の出家の謎
貴族の長男として生まれ、将来の身分が保障されているのに、なぜわずか
九歳で出家したのか。
2. 法然門下に入った謎
比叡山でその才能を認められ、しかも慈円という実力のある僧の弟子として
比叡山での出世は、約束されたようなものなのに、当時無位無官の乞食坊主で
ある法然の門下にはいったのか。
3. 結婚の謎
 僧が公然と妻を持つというそれまでの仏教の伝統を覆す事をした謎。
4. 親鸞の悪の自覚の謎。
 親鸞が自らを大悪人と同一視するほどに「悪」、すなわち罪悪感を自覚して
いた事に対する謎
である。

私も、以前から、このことを疑問に思っていたので、梅原氏の本が出たこと
を機に早速購入したのである。
もとより私の一番の疑問は、第四の謎、悪についてであった。

読み終えて、1から3までの謎の解明には納得が出来た。氏の研究姿勢や視点
についても、大変勉強になった。
この本は、確かに氏が親鸞と同じ90歳になったことで書いた物であると言うが
そのエネルギーにも敬意を表したい!
が、第四の謎については、どうしても受け入れがたいのである。

梅原氏は言う。
"私は再三『教行信証』の「信巻」を読んだが、それはまさに『教行信証』の
もっとも重要な巻であると思った。『観無量寿経』と、浄土教以外の『涅槃経』
までも引用し、必死で阿闍世を救済しようとする親鸞の気持ちが切々と伝わっ
てくるようであった。
 阿闍世王に対する親鸞の思いやりは実に深い、その部分を語っている親鸞は、
あたかも自分が阿闍世と一体化し、自らが親殺しの悪人であるかのようである。
これを読みながら、私は思わず戦慄を覚えた。
 どうして親鸞は、これほどまでに父親殺し母親殺しの悪人を、自分と同じで
あるかのごとく感じているのか。私は何度も『教行信証』を読んだが阿闍世を
限りなく自己同一化しようとする親鸞の「悪の自覚」の深さにその度ごとに驚
かされた。そして、これはまったく異常なことのように思われた。
 このような親鸞の「悪の自覚」の深さは、親鸞の人生といったいどのように
関係するのか。"

私もそれに同感であるが故に、梅原氏の、この謎の解明には、納得がいかない
のである。
もっと別な原因があるのではという思いがこみ上げてくるのである。
で、梅原氏が、この点をさらに解明していただけるとうれしい限りである。

このような親鸞の深い「悪の自覚」は、理論の上のことではなく、親鸞自身が、
自らを制御できないほどの大きな力が、心の奥底から彼をして、揺り動かして
いるものでなくては理解できないし、納得できないのである。
それは、一体どのようなものであるのか。
これこそが、親鸞を本当に理解する上での基本ではないかと思うし、
それなしでは、浄土真宗の真の理解に必要なことではないかと思った。

ところで、ころりと話は変わるが、どうしたことか妻がクリスマスプレゼント
をしてくれた。
室内用のスリッパなんだけど、これが大変暖かい。
おまけに、彼女は、それに可愛い動物のアップリケをしてくれていた。
なんともうれしく、感謝感謝です。

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僕もお礼に彼女の好きな吉村昭の本を4冊プレゼントした。


不思議なヘリ!? [kazeの風景]

2014年12月22日(月)

晴れ、時々曇り。
久しぶりにkazeに出かけた。
道路脇には、除雪した雪の塊が続いている。
先週20cmほど積雪があったという。
kazeの庭にも残雪があり、畑は一面に雪に覆われていた。
さすがに寒い、気温は1度だ。

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積雪対策で、玄関のトユを外した。
この冬は、どの程度の雪になるのだろうか?
多少心配である。
これまで、毎年新年は、銀世界の中で迎えてきたので
今年も年末には、雪が積もることだろう。
年末年始は、どこに行っても、人手が多くて、交通渋滞もあるので
Kazeでのんびりと、雪景色を眺めて過ごそうかと思っている。

ところで、今日は何事かあらん。
Kazeの上空に比良山系からヘリコプターが飛来した。
それが、なにやらロケットではないかと思わせる物をつり下げてである。
そんなもをぶら下げて、kazeの上空で低空飛行し、ホバリングするのだ。
Kazeに降りてくるのかとおもったが、また引き返していった。
ところが、しばらくすると、またやってきて、ホバリングである。

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合計6回ほど繰り返して、どこかかえ消えた。
一体、何なんだ!
意味がわからないのは、何となく不気味さがある。
きっと何かの調査なんだろうと、勝手に解釈している。
ここは、花折断層地帯なので、地層の調査なのだろうか?
知ってる人がいたら、是非教えてくださいね。


あざやかな秋色 [kazeの風景]

2014年11月8日(土)

晴れたり、曇ったり。
久しぶりにkazeに友人と出かけた。
写真展なので1ヶ月ほどご無沙汰していたのだ。
着いてみると、晩秋の雰囲気が満ちていた。

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山々もすっかり紅葉し、庭は、ケヤキの枯れ葉がびっしり広がっている。
寒くてストーブが必要かと思っていたが、暖かくてそれも不用だった。

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で、庭にテーブルを持ち出して、昼食をした。
食事をしていると、ジョウビタキが数匹やってきて、僕らの周りを飛び回る。
あまり警戒心がないようで、すぐ近くまでやってくる。
妻は、「自分の縄張りに変なのが来たと思ってるんじゃない?」という。
良い声でさえずってくれるので、感謝です。

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午後は、妻と友人は、まず燻製作りを始めた。

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僕は、以前枝打ちした枯れ木を集めて、たき火をした。

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燻製の匂いにさそわれてか、サルがやってきた。
でも、あげない(笑)

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残念そうに帰って行った。
燻製は、見事にできあがった!

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今晩が楽しみである!


故郷での写真展終わる! [ギャラリー]

2014年11月6日(木)

晴れ。
大分での写真展を終えて、京都に帰ってきた。
なにかほっこりとした気分である。

さすがに故郷だなあと言う気がする。
写真展の初日に大分合同新聞社とぶんごおおのケーブルテレビの取材があった。
驚いたことに、ケーブルテレビは、一週間毎日写真展の案内を放映してくれた。
おかげで、こんな山里なのに多くの人が訪問してくれた。

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1kgあれば大丈夫と思って買って行ったコーヒーも、無くなり、
慌てて、買いに走らなければならなかった。
最終日は、市長も忙しい中、駆けつけてくれた。
市長の奥様が焼いた手作りのケーキは、とても美味しかった。
その上、市長さんと鹿害に着いてのお話もできた。
狼を輸入して鹿対策に役立てる企てをあきらめずに進めているようで
僕はこの政策に賛成である。
同級生や門徒の方々もたくさん来てくれた。
最終版、京都から妻も手伝いにやってきてくれた。
おかげで300人近くの方々が訪問してくださった。

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中には、赤毛のアンが大好きで、
自宅をグリーンゲイブルズをモデルに建てたという方や、
6月にプリンス・エドワード島に行ってきたという人。
赤毛のアンの刺繍を持参してくれた人。
地域コーラスのグループ、表千家茶道のグループの人たちも来てくださった。
でも、何よりも南林寺の方々のご支援が、一番だった。
みなさまに感謝です!


故郷で写真展始まる! [生活]

2014年10月25日(土)

故郷の秋たけなわ

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20日から大分で写真展が始まった。
お寺の広間が会場である。

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秋のうらうらとした良い天気!
今日も朝から来観者がぼつぼつとやって来た。
見る人見る人が「絵のような」と写真を眺めていく。

昨日は、寺の役員の方が見えて、お祝いにとハモニカ演奏をしてくれた。

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高校の同級生も駆け付けてくれて、昔話に大変盛り上がった。

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地元でひょうたん芸術で有名なご夫妻がひょうたん作品を持ってきてくれた。

コーヒーを飲みながら、プリンス・エドワード島の話や地元の話に花が咲く。
今朝早く電話があり、「大分合同新聞に写真入りで写真展の記事があったよ」と
ご近所さんが知らせてくれた。

ぶんごおおのケーブルテレビも昨日からイベント情報として放映してくれている。
地元は、今、農繁期で稲刈りなどに忙しくしているが、
時間を作って、お酒や果物、新米や取り立ての野菜など届けてくれている。

故郷ならの心遣いがうれしい!
故郷で写真展を開いて、本当によかったと実感!


プリンス・エドワード島の風景写真展 in大分 [ご案内]

2014年10月13日(月) 

私の故郷でも写真展を開催することになりました。
一応、開催期間中は、会場にいる予定です。
皆さんの訪問をお待ちしてます!

『赤毛のアン』のファンの方も
カナダが好きな方も
風景写真が好きな方も
山里の好きな方も
秋の山寺に足を運んで、秋を楽しみながら
写真展も楽しんで欲しいと思います。

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よろしく!!


映画鑑賞の日 [生活]

2014年10月11日(土)

晴れ。
久しぶりに友人と3人で映画を見に行った。
映画2本を1日で見ようというのだ。
まずは、葉室麟原作の映画『蜩ノ記』
岡田准一さんがなかなかの好演ぶりである。

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先に原作を呼んでいたので、イメージがちょっと違ったが
映像は、映像でそれなりに印象深いものがあった。
この作品は、蝉の蜩と日暮らしをかけているのであろうが、
「今日を真剣に生きる」という気持ちが僕にも伝わる。

主人公の戸田秋谷は、期日を切って切腹を命じられた身。
自分の命が決められているのである。
僕は、肺がんを病んで、おまけに高齢の身、
後何年生きられるかが、見えてきた。
不思議なことに、そうなってから命の愛おしさがまして、
日々が輝いて見えてきたのだ。
死さえも愛おしく思えてくるので、本当に不思議である。
自分の死に向かって、一日一日、命を輝かせて生きたいと願う。

2本目の映画は、浅田次郎作品の『柘榴坂の仇討』
ひたすら主君の仇討ちを追いかける金吾役を
中井貴一さんがこれまた好演している。

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それぞれの『親不孝』の運命を背負い生きた13年間。
仇討ち禁止令が、出た日に運命のふたりは出会い、
柘榴坂で二人は死をかけて戦い、自分を討ってくれと言う十兵衛に
金吾は言う。
主君が「かりそめにも命をかけたる者の訴えをおろそかに扱うな。」と
言って討たれた。
が、「おぬしら水戸者は命をかけた。だからわしは、
主の仇といえども、おぬしを切るわけには参らぬ。」告げる。

そして、ようやく、13年間止まっていた二人の
それぞれの時間が動き出すのである。
時間が動き出したとき、人は自由になれるし、
慈しみの心が立ち現れるのではないかと思う。
浅田次郎の原作のタイトルは『五郎治殿御始末』

僕は、彼らよりもこの映画で、彼らを思う二人の女性の方が心に残った。
時代が変わり明治になっても仇を捜し求める金吾を
ひたすら支える金吾の妻セツ(広末涼子)こそが主人公のように思えるのだ。


kazeで生け花教室! [kazeの風景]

2014年10月8日(水)

朝からすごくいい天気だ。
遅い朝日が差してくると、庭には蒸気が立ち上り
なんだか幽玄な雰囲気が満ちてきた。
露にぬれた草花が、太陽の光に宝石のように輝いて見える。

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久しぶりにテラスで朝食をとった。
秋のさわやかな風が肌に気持ちよい。
トンボの群れが、庭の上を飛び回り始めた。
本格的な秋の到来を感じる。

今日は、kazeでいけばな教室が開かれた。
総勢9人の教室の皆さんが集まり、みんなで昼食。
その後、庭に出て、それぞれ花材を集めて、生け花が始まった。

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その間、僕は、庭木の手入れ!
ティータイムは、みんなにコーヒーをサービス。
教室の皆さんは、楽しく半日を過ごして、帰って行った。
僕らも楽しませてもらった一日だった。


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