ちょっとうれしいことがありました! [kazeの風景]
2011年9月11日(日)
朝20度、晴れ。
スケッチの好きな方たちが、何組か薮田さんの水彩スケッチを見るために来店した。
その中の1人は、テラスで半日、kazeのスケッチをして帰って行った人もいた。
一日中、心地良い風が吹きぬけ、湿度も低く快適な日だった。
天気は、快適ながら、僕らは多忙で、食事もままならなかった。
さすがに夕方、僕はダウンした。
が、今日は特別うれしいこともあった。
来店した若いご夫婦、帰り際奥様の方が、バックから本「ポロ」を取り出した。
「妹さんから母がいただいたのを私に送ってきてくれたんですが
サインをお願いできませんか」というのだ。
彼女がいうには、彼女の実家は、僕の生家である寺院と同じところで
その寺の門徒総代を祖父がしていたという。
最近お亡くなりになられたという。
法事のときに彼女のお母さんが、寺を継いでいる僕の妹から、「ポロ」を
貰ったというのである。
サインを求められ、記念写真までお願いされて、
なんだか急に有名人になったような気がして、うれしはずかしである。
一冊の本が取り持つ縁が広がり、著者としては、大変嬉しい。
彼らに、大きな元気を貰った気分である。
一冊の本が取り持つ縁ではあるが、僕にはポロが取り持った縁に思えた。
温かな気分になっていると、フト窓辺の植木鉢にネコジャラシに目がいった。
なんとネコジャラシで猫を作ってある。
こんな遊び心を持った人は、平野さん以外に無いと思った。
今日の夕食は、暮れなずんでいく風景を見ながらテラスでした。
テーブルの傍のテラスの手すりに尺取虫が、大忙しといった感じでやって来た。
で、箸で行く手をポンとたたいたら、180度回転して、元来た方向へ
これもまた、大急ぎで去っていく。
(写真は「昆虫エクスプローラ」より)
ところが、しばらくすると、また、スタコラスタコラやって来た。
で、前と同じ場所で、また180度回転して、戻っていくのである。
「何をそんなに忙しそうにうろうろしてるんだろう?」と大笑い。
そんなこんなで二人で楽しんでいたら、向かいの山に月の光があたり
明るくなった。
今日は14夜なのだ。
で、庭に出て、月の出を待つ。
谷間なので、北側の山の頂上から次第にふもとまで明るくなり、
最後にkazeの庭にも月の光。
月の写真を撮った。
今夜は、杉林に鹿の姿もない。
灯りを消すと、窓から月光が部屋の中に流れ込んできた。
ネコジャラシの猫。ステキですね^^
by めぇてる (2011-09-14 02:40)
ポロは大きな縁を持ってきて大きな大きな縁を置いていったんですね。
by 斗夢 (2011-09-14 07:44)
めぇてるさんへ
かわいい猫ですよね。
遊び後ごろのある人は、素敵です。
by kazenotomo (2011-09-14 18:16)
斗夢さんへ
ありがとう!
ポロは本当に不思議な犬でした。
未だにそばにいるような気がします。
by kazenotomo (2011-09-14 18:17)