東日本大震災被災者激励コンサート! [kazeの風景]
2011年5月29日(日)
朝15度、強風が吹き、雨は、横向きに降っていた。
開店前に、またまたキャンセルの電話があった。
「警報が出たら中止にしよう」と妻。
でも、なぜか中止にする気には、全くなれない。
というのも、こんなときの天気予報は、ここでは、全く当てにならないのだ。
何時もオーバーなのである。
福島原発事故の政府の発表とは、全く反対なのである。
以前、台風圏内に入るという日にも、営業したことがある。
妻は、「こんな日に開店しても誰も来ない」と大反対だったけど
僕は、「そうかもしれないが、こんな日だから来る変わり者もいるさ」と
開店した。
ところが、妻の心配とは裏腹に来客があった。
確かに「変わり者」的な人だった。
バスで、やってきたのだ。
それも、バスと電車を乗り継いで嵐山から来たと言う。
ラフなスタイルなのに、なぜかビジネス用の黒の革鞄を下げて来店。
モーニングを食べて、帰りのバスに乗って帰っていった。
さすがの僕も唖然とした。
今回は、台風が来るわけでもないし、大丈夫というのが僕の意見。
こんな日に来店する人などいないと妻は、閉店に傾いている。
が、開店10分前に、名村さんが来店。
おまけに、「コンサート参加したいけど、まだいける?」というので
即座にOK。
キャンセルがあったので、大歓迎なのだ。
彼女は、妻と違って、天気のことなど、全く心配してないようだ。
で、妻も少し安心したようである。
ところで、お昼近くから、大荒れの天気になった。
大雨・洪水・雷警報も発令されたとのこと。
それでも、来客があり、ついにコンサートも始まった。
心配していた堺の阿辻さんたちも来店。
コンサートは、ちゃんと成功した!
僕はもうそれだけで、感激!
でも、閉店後、どっと疲れが出て、洗い物の山を横目にダウン。
そこへ、メールが入った。
滋賀県の災害情報である。
午後8時30分から、367号線の途中町から葛川梅ノ木町の間は
通行禁止となるとのことである。
わがKazeは、その通行禁止区間のど真ん中にあるのだ。
また、また妻の心配事が増えた。
で、彼女は友人に携帯メール!
「何か起きたら、私たちがkazeにいることを忘れないでね。
ヘリに乗れない人がいるといってね。」
妻は、ヘリコプターなど、足元が浮いているものが大嫌いなのだ。
で、丸太橋も渡れないのである。
本当にヘリで救出するようなことが起きたら、
まあ、妻のような人間は気絶させて、
その間にヘリで運ぶしかないだろうと思う。
そんなこんなで夜はふけた。
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