初めて変わる季節を喜べた！

2011年5月1日（日）

朝12度、一日曇り。
窓辺にすわり、吹き抜ける風に揺れる庭の木々を眺めていると
心から、爽やかな気分になる。

途中の知人が孫娘さんと来店。
聞けば、小学校4年生だと言う。
この店が気に入ったとうれしそうに店の隅々まで見てまわる。
で、最後にピアノを弾いてもいいかと言うので、他の来客者に
了解してもらって、急遽、ピアノ演奏会。

知人は「この子は、自由奔放な子で、なかなかいい子だ」という。
僕らも、そう思った。

外は、暖かいので、妻は、時間があれば、花壇の手入れに熱中！

そんな時、中高年のカップルさんが来店。
で、かの男性が、そっと僕に向かって小指を立てて、
「表で働いてる女の人は、お宅のこれか？」と聞く。
僕は一瞬唖然としたけど、思いなおして「妻です」といった。
すると、彼は
「女房を外で働かせて、亭主はのんびり店番か。ええなあ！」という。
この人、なんか誤解してない？
僕は、とんでもない悪亭主になったような気分になったよ！

ところが、彼は、注文を済ますと、
まっすぐ「ポロ　人生の贈り物」の本のところに行くと
その本と「くまと　森と　ひとと」の本を手にして、
「これ、買います」と持ってきた。

で、僕は、ひらめいた。
この人は僕のブログ「kaze日記」の読者なんだろうと思う。
僕は茶化されたんだと思った。
でも、悪い気は、しなかった。
彼は、冗談好きなんだろうけど、僕は彼を全く知らないので驚いただけなのだ。

妻が帰ってきたので、今度は僕が庭の散歩。
庭の奥のケヤキの大木も、若葉を茂らせていた。



テラスの下では、スノードロップが二輪可憐な花を咲かせていた。



今年は、大震災や福島原発事故で、なんとなく心が重たかったが
今日は初めて素直に新緑の季節を喜ぶことが出来た。

 

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