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送り火 [kazeの風景]

2010年8月16日(月)

朝26度、晴れ、夕方、すごい夕立!
朝7時過ぎ、向かいの川原に町内の人たちが集まり、送り火を焚いていた。
僕の生家では、送り火は16日の夕方なのだけど、ここは、朝なのだ。
ちと、早いんじゃないと思うけど、それは地域で違うようだ。

IMG_5997.JPG

さきほど向かいの旧道を走っていた黒い乗用車がkazeにやってきた。
聞けば、気になるお店があり、よっていこうと思ったけど、
入り口がわからず、ご近所をぐるぐる回って、やっと見つけたという。
そういわれると、僕らも少しいい気分になった。
湖東の人で、京都に行くべしで、琵琶湖大橋を渡ったら、
交通事故があったらしくて、京都市方面は大渋滞だったので、
行き先変更で葛川に来たと言う。
薮田さんの水彩スケッチをじっくり鑑賞されていた。
湖東の旧知の風景画が実物よりもすごくきれいに描かれていると感動していた。

その薮田さんも今日は来店。
スケッチ展を9月27日(月)まで延長展示することになった。

庭の桑の木の根元にひっそりと咲いているナツエビネを見つけた。
ここは、網で囲っていたので、鹿の餌食にならずに、花を咲かせられたのだ。

IMG_6001.JPG

5時過ぎから、猛烈な雨となり、雷が鳴り響いた。
来店していた、大阪ナンバーの若いカップルもびっくり!
お店に閉じ込められたような雰囲気。
雨に煙る風景をカメラに収めて楽しんでいたけど・・・・・
閉店時間が来て、帰っていった。

IMG_6013.JPG

7時ごろ、やっと雨も上がり、星もちらほら見えるようになった。
で、僕は、ポロのお墓に出かけ、送り火を焚いた。
送り火が焚けないのではないかと心配していたので、ホッした。

里帰りの人たちも帰って行き、この谷も、また、いつもの静けさに帰っている。
川向の家の明かりも、今夜は、もうない!
真っ暗な中での、ポロの送り火だけが、あかあかと燃え上がった。


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コメント 10

路渡カッパ

市内は大文字で賑わってたでしょうね、観光化され過ぎた五山の送り火より
心を込めて手を合わす送り火がイイですね。
ポロちゃんも帰って行ったのかな、また来年ですね。
by 路渡カッパ (2010-08-17 19:21) 

斗夢

ご先祖様から受け継ぎ次の世代に引きつぐ・・・お盆はいいですね。
by 斗夢 (2010-08-17 19:46) 

kazenotomo

カッパさんへ
素朴な心通じ合う人たちだけの送り火も本当に心温まりますね。
ポロも帰ってきたよ!
by kazenotomo (2010-08-17 20:08) 

kazenotomo

斗夢さんへ
そうですね。単なる行事ではなく、心が触れ合うような行事は
大切にしたいものです。
by kazenotomo (2010-08-17 22:02) 

ホタルの館

色々地域によって違うのですね。
送り火が朝というのは驚きです。
まるでホテルのチェックアウトみたいですねw
あと、送り火の日が違う地域もあるみたいですね。
うちは15日ですが、16日の地域もあると聞きました。
浄土宗は特別な料理を作ってお供えをするという伝統があるそうで、うちは浄土宗なので毎年特別な料理を作ってお供えしています。
帰ってくる先祖へのおもてなしの一つなんだそうです。
by ホタルの館 (2010-08-17 23:01) 

☆ササエ☆

こっちより10度低い!
もう、ぐったりです。
それでも赤とんぼを見つけ、秋を感じています。

送り火も色々なんですね。
ちなみにササエんちは送り火をする習慣が無く見た事がありません。
今では故郷にお墓があるのみです。
お盆は寂しい日です。
by ☆ササエ☆ (2010-08-18 09:48) 

kazenotomo

ホタルの館さんへ
浄土宗は15日ですか、うちは浄土真宗なんだけど16日です。
特別な料理というより、なんかお饅頭作ってたような気がしますが・・・
僕の生家は九州なんですが、お墓も共同墓地みたいになっていて
ご近所さんが家族ずれで墓地にあつまり、日頃人気もない墓地が
急ににぎやかな社交場になるんです。
里帰りしてきた人との交流も出来、地域の人間関係が結ばれていくんです。
人間関係が希薄になったような今の時代からすれば、素朴ながら
なにか緩やかだけど温かさを感じることが出来ていました。
ご近所の大人が、みんなで地域の子供たちを見守り、子供たちも
それを感じて、安心して遊びまわったように思います。
祖先が生きている子孫の人間の輪を作るのがお盆のような気もします。


by kazenotomo (2010-08-18 11:27) 

kazenotomo

ササエさんへ
送り火の習慣のないところもあるって、初めて知りました。
確かにさびしいですね。
僕らの里は、送り火だけでなく、迎え火もします。
8月13日にお墓と家の門に松明を焚いて、仏壇にはお供え物をして
みんなでお迎えします。
宗派に関係なく、どの家も同じことをします。
すごく厳粛な行事なんです。
僕も子供の頃は、この行事で行く夏を実感していました。

by kazenotomo (2010-08-18 11:37) 

COLE

子供のころ、お盆には迎え火をやったり、お寺さんが読経しにきた記憶がありますが
最近ではそのようなこともなくなってしまったのが寂しいものです
by COLE (2010-08-21 21:57) 

kazenotomo

COLEさんへ
昔からの行事は、やはり残したいものですね。
共同で何かをするってことは、いい意味もあります。
京都では、地蔵盆と言うのがあって、8月20日前後に
各町内で、町内にあるお地蔵さんを祭ります。
町内の子供たちをみんなで遊ばせるんです。
だから児童盆でもあります。
いい風習だと思います。
by kazenotomo (2010-08-22 12:45) 

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