登山には万全を！

2009年10月26日（月）

朝11度、雨、午後、曇り。
今日の雨は、しとしとと降っていて、
山里の秋の風情を一層引き立たせてくれる。
眺めていると、心までしっとりしてきて、穏かな気分に満たされる。






午後になると雨は止み、里山の霧が天に帰っていく。
しずかな、しずかな山里の雨の秋！



ところが、雨上がりの午後、滋賀県防災航空隊から電話があった。
坂下で遭難事故があり、ヘリを飛ばしたいが天候はどうかと言う。
なんでも、現地の天候、雲の状況を知りたくて、ネットで検索したら
僕らのホームページに辿り着き、電話してるというのである。
で、空を見ながら、質問に答えた。
やがて、ヘリコプターが飛来した。



スピーカーで遭難者の名を呼び、
「あなたを探しています。広い場所に出て合図をしてください」と
呼びかけていた。
曇り空の中、何度も何度もヘリコプターは、kazeの上空を旋回していた。
が夕方ヘリの姿も音も聞こえなくなった。
見つかったのかどうかはわからないが、
この雨の中、当事者はどうしているのだろうと心配である。
見つかって、救助されているのなら良いのだが・・・・

この比良山系では、本当に山岳事故が多いように思う。
特に滑落事故、比良山系は、勾配が急なところが多いからだと思う。
事故に合わないためにも、事前に良く調査し、万全の装備で
登山に出て欲しいと思う。
特に一人での登山は、事故に遭遇した場合、発見などが遅れたり、
困難になるので、できれば複数で登山にするようにして欲しいと思う。
今回の方も一人で下山中に事故にあったらしく、遭難場所の特定が
なかなか難しいようである。
無事を祈るばかりです。

 

タグ：遭難 登山 ヘリコプター 比良山系 雨上がり