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友好の連鎖を! [人生]

2009年7月26日(日)

朝24度、晴れ、のち豪雨!
でも、来店された方々は、のんびり、ゆったり雨を楽しんでいるようだった。
本や書類を持参して、しっかり半日仕事(?)をされた方もいた。

今日、友人から借りた雑誌を読んだ。
友人が購読している『シネ・フロント』という雑誌に『沈黙を破る』という
映画のことが書いてあった。(「2009年5・6月号 No368」)
その中で『沈黙を破る』のドキュメンタリー映画を作った土井敏邦氏の対談が
掲載されていた。

sinefront.jpg

イスラエルとパレスチナ両方の世界を見、体験してきた人で、この映画の
作成に至る考え方、視点を読んで、深く考えさせられた。
彼はいう。
「考えることをやめたとき、僕は怪物となった ー この彼らの言葉の中に
私は人間としての普遍性を見いだした。」
"怪物となった僕”とは、沈黙を破り始めたイスラエルの兵士なのだ。
『私たちは、あなたたちイスラエル国民によって送られた"兵士"なのです。
"あなた方が送った兵士"です。あなたがたが"敵"とみなすパレスチナ人に
対する、あなたたちの"拳"なのです。イスラエル政府の"拳"なのです。』
で、彼らがイスラエル兵士としてパレスチナ人に対して強制されたことは、
どういうことだったのか?

その点について、ジャーナリストの伊藤千尋氏は、「今のユダヤ人にナチスを
非難する資格があるのか。映画『沈黙を破る』は、そう考えたユダヤ人の
若者たちを描いている。」という。
彼は、書いている。
「ナチスから迫害されたユダヤ人が、今やパレスチナ人を住んでいた土地から
追い出し、それに抗議する人を虐殺している。かって迫害された民族が、
逆に迫害する側となった。
ユダヤ人は、ナチスの迫害から何を学んだのだろうか?」
「こんなことがあっていいのか?世界はこれを見捨てていいのか?
これを見捨てるということは、自分の人間性をなくすと同じことではないか。
・・・そのガザに侵攻したイスラエル軍の中からも『沈黙を破る』兵士が
出てきた。」

勇気ある兵士たちである。
敬服に値するとおもう。
日本ではどうだったのだろうか?
第二次世界大戦で、日本軍がアジアでしたことに『沈黙を破る』兵士が
いたのだろうか?
海軍には、いたというような話は聞いたことがあるような気がするが…

いずれにしろ、戦争は、人間の姿をした怪物を作り、
それが「正義」を語り人間を虐待する。
もういいかげんに戦争は、この地球上からなくして欲しい!
憎しみの連鎖ではなく、友好の連鎖を作ろうよ!

 


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風さん

たまたま先日「シネ・フロント」の雑誌に出会いました。なかなか骨も実もある読み応えある雑誌ですね。

伊藤千尋さんの講演を10月17日和邇文化ホールで開催する準備をしています。まだ先ですが、よければいらしてくださいね。
by 風さん (2009-08-01 20:13) 

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