ヨーロッパの日?! [kazeの風景]
2008年8月18日(月)
朝21度、晴れ。
今日はお向いの民家も戸が閉まり、人気がない。
お盆が終わり、みんな帰っていったのだ。
なんか僕は、寂しい気分になった。
秋の気配が、そんな気分にさせてしまうのだろうと思う。
そんな気分の中、テラスで朝食をしていたら、ふと気づいたことがあった。
僕らの朝食をじっと眺めているものがいる。
向かいの地蔵院の庭の枯れ松の枝でトンビが
花壇に刺した鹿避けの竹の枝先ではトンボが
テラスの下のアザミの花から蝶が
彼らも寂しいのか、それとも、餌が欲しいのか、とにかくじっと見ている。
彼らから目をそらせば、ヘクソカズラの可憐な花が満開なのに気づいた。
かわいそうに、きれいな花なのに、とんでもない名前を付けられて。
なんか"物思う秋"の気分だ。
ところが柿木では青い柿が実っている。
そう、秋は"実りの秋"でもあるのだ。
僕らは何を実らせようか!
今日は、例によってのんびりの日で、
SCREENPLAYの「Anne of Green Gables」を持ち出して、
シコシコと電子辞書を片手に読み始めた。
お昼ごろに、京都の自宅のご近所さんの竹内さんご夫妻が来店
てんくう温泉の帰りだという。
やがて、ご主人様は、車の中でお昼寝。奥様は読書!
ところが、パッチワークをしていた妻が手を止めて奥様と会話。
奥様が読んでるのは、ハリーポッター。
だけど、なんとフランス語で書かれた本。
聞けば、奥様は英語とフランス語が話せる読めるだって!
竹内さんは、「アンティーク イリス」というお店をやっていて、
わがkazeもこのお店で買ったオランダの古い陶板を飾っているのだ。
骨董業界の話や海外の話、病気のことまで話が弾んでいた。
夕方、Hitomiさんが、ヨーロッパ一人旅のアルバムを抱えて来店。
写真を見ながら旅行の話に花が咲いた。
ところでHitomiさんも英語はお手の物なのだ。その上、ドイツ語やフランス語もちょこっとできるらしい。
英語ひとつものに出来ないで四苦八苦してる僕らには、うらやましい限りだ。
夕焼けの始まる頃、Hitomiさんも帰っていった。
夜、明るい月の光りが、kazeを幻想的な世界に変えた。
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