開業5周年記念日

2008年7月19日（土）

朝23度、晴れ！
今日でカフェ＆ギャラリーKazeは、開業満5年を迎えた！
この間、いわば、趣味の延長線上で始まった私たちの小さなカフェに集った
人たちの人数も23,168名に達した。
そして、このkazeを愛し、集ってくださる人たちの輪も広がった。
今では、kazeを誇りに思えるようになった。

庭では、僕の大好きなカワラナデシコが、花を咲かせた！



バラも一輪花を咲かせてくれた。



朝一番、男の人が店に入ってきて、まっすぐカウンターへ来た。
なにか商用で来られたのかと思ったら、彼は、カウンターの中を
覗き込むようにして言った。
「コーヒーあるか？」
"ここは喫茶店だぜ、コーヒーなくてどうするんじゃい"と思いながら
「勿論、あります」と僕がいう。
「じゃあ、ひとつくれ」
で、コーヒーを出して話していたら、これがまた愉快な人で
彼は朽木の地主さんで、鯖街道のお店にも土地を貸しているとか。
「別荘借りたいという人いないか？」という。
「居ますよ」と話がはじまった。
本人は、貸し別荘の他にも事業をしてるらしく
流しそうめんをしたり、露天風呂を作ったり、いろいろしてるのだけど
どれもうまくいったのは、最初だけ（笑！）
唯一成功したのが、石仏さん。
頭が取れた石仏を見つけ、ボンドでくっつけて、お寺さんに拝んでもらって
泉の側に置いてたら、賽銭が集まっているとかで、もう大笑い！

そこへ、日曜日だけお店を手伝ってくれているモモちゃんが、花束持って来店。
5周年記念の花束を頂いた。
これからお寺さんに納めに行くという刺繍を見せてもらった。
布地に刺繍で描いた13仏。素晴らしい出来である。
彼女は、長年刺繍の仕事をしてきているのだ。

九州の僕の生家、昇龍山南林寺の門徒さんが、来店。
草津に住んでおられるのだが、法事で寺に行ったら、僕がここでカフェを
やってると聞いて訪ねてこられたのだ。
僕の生家は、浄土真宗西本願寺派の末寺で長男である僕が住職になることを
親は望んだけど、別の道を歩んだ。



僕には下に妹が二人で
今、生家は、末の妹夫婦が住職として、寺を盛り立てているのだ。
父親もちょっと変わった人だった。
第二次世界大戦時、寺の梵鐘を軍に持っていかれたので
僕が中学生のとき、門徒衆が一丸となって、梵鐘と鐘楼を作った。
父親が変わっているというのは、その鐘楼が普通の寺にないものを作った。



妹もちょっと変わっていて、寺をひな祭り展の会場に提供するなどで、
展示期間には、田舎の寺に観光バスがやってくるようになった。
いずれにしろ、生家繁盛は、僕もうれしい！

ところで、今日は何故か愉快な来店者が多かった。
ことの始まりは、若い女性グループが来店。店に入るなり、
こぼれんばかりの笑顔で、僕に手を振る！
ところが僕には、相手が誰だかわからない。
お客さんの顔を良く覚えている妻に聞いても、知らないという。
で、テーブルで歓談している彼女達の会話を聞いてたら、思い出した。
精華大学の学生さん達だった。
キャンプに行く途中に立ち寄ってくれたのだ。

彼女達が帰った後、またまた、陽気な女性のグループが来店。
車から降りて、庭から「ハ～～～イ！」叫びながら手を振るのである。
でも、僕は、誰だかわからない！そんな人知らない（笑！）
まるで久しぶりに会った家族か親友のような雰囲気！
あとで言われてわかったんだけど、何度かグループで来店した大阪人。
これから三方五湖の温泉に行くところだという。
で、出かける前に、玄関に勢ぞろいして記念写真を撮影。
僕も入れというので、加えてもらって、ハイポーズでした。

今日は、一日5周年を祝うにふさわしい楽しい一日でした。

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