ホタルが訪れるカフェ [kazeの風景]
2011年6月26日(日)
朝23度、晴れ。
今日も童画展の山本さんご夫妻、山瀬さんが来店。
ポロのお墓にカワラナデシコの花を供えてくださった。
カワラナデシコの花は、僕も大好きな花であるが、
kazeでは、まだ開花していないのだ。
それから、彼らは、近所に散歩に出かけた。
その途中で、大きなグミの木に赤い実がなっているのを発見!
取ってもよいかと言うので、OKした。
とりわけ山瀬さんは、大喜びで沢山持って帰っていった。
猿集団は、川向こうに姿を表すのであるが、なぜか今年はグミの実が
残っていて、赤くなっているのだ。
例年だと、実が赤くなる前に、猿集団がことごとく食べ尽くしてしまうのだが・・・
いつもはお昼前後に来店する京都市内のカップルさんが、今日は遅めの来店。
どうしたの?と聞くと「映画を見ての帰り」に寄ったという。
『星守る犬』を見てきたという。
帰り道にしては、えらく大回りの帰り道である。
まあ、そうやって、kazeに来てくださるのは、僕らとしてはうれしいことである。
夕方、山門水源の森を次の世代に引き継ぐ会々員の津原さんも来店。
Kazeの玄関横の花壇に咲いているトラノヲは、オカトラノヲだと教えてくれた。
で、ついでに「朽木の植物」図鑑に「トリカブト」が無いのだけどと言うと
「キタヤマブシ」で載ってないかという。
早速、引いてみると、あった。
キタヤマブシ(北山附子)は、京都北山に多いことから名付けられたとか、
近畿地方に分布しているらしい。
我がkazeの庭にも自生していてるが、花はまだ咲いていない。これからである。
写真は昨年のものであるが、
さすがに、この「キタヤマブシ」は、シャクヤクと同じで鹿も食べないのだ。
植物については、津原さんから学ぶことが多い。
僕らにとっては、親切な植物アドバイザーである。
夕方、ラブラドールをつれた来店者は、野外席の方がいいということで
コーヒーの配達となった。
夕食は、テラスでのんびり、ホタルが出るのを待ちながらとった。
7時55分、ホタルが飛び立ち始めた。
ホタルの数も日々増えて、今日は、随分沢山飛び交っている。
こんなに多くのホタルが、見れるのは久しぶりである。
この2~3年、ホタルが減少していたが、
今年は、以前のように沢山のホタルである。
テラスに向かって飛んでくるホタルは、一段と明るく見える。
妻と「今が一番幸せなのかもしれないね」と話し合った。
そういえば狂言でしたか毒のことを「ぶし」と行っていたような・・・^^。
by 斗夢 (2011-06-30 05:39)
斗夢さんへ
そうです。
ぶし=ぶす=付子でトリカブトの根から取れる猛毒のことだそうです。
人間も殺せます(笑)
by kazenotomo (2011-06-30 14:33)