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このブログは、「カフェ&ギャラリーkaze」のブログでしたが
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真夏の協奏曲!? [kazeの風景]

2008年8月4日(月)

朝25度、曇り一時雨
月曜日は滅多に朝からお客さんも来ないので、のんびりムードでいた。
ところが9時30分の開店時間ぴったりに車が入ってきた。
中年カップルさん。
大慌てで、開店準備!
初めての来店だというけど、何故か僕らのことに詳しい!
乙訓に住んでるけど、職場は久多だという。
「えっ???????通ってるの?」
「いや、駐在です」
なるほど、さすが警察官なので、情報が入るのかと一人感心してしまった。

今日は、朝の温度がちょっと高いわりには、昼間の温度は29度とまりだった。
で、なんとなく涼しい。
が、蝉の鳴き声、ウグイスの鳴き声さらにからすまで加わって入り乱れて
なんともにぎやかな日である。
蝉も「ミーンミーン」「ジージー」「シャシャシャシャ」など種類も出揃っている。
耳を聾するとはこのことかと思うばかり。
まさに真夏の協奏曲だ。

庭を一回りしてみると、畑でホオズキが色づき始めていた。

08houzuki2.JPG

鹿にかじられても、尚けなげに実をつけているのもある。

08houzuki1.JPG

そんななか、鹿にかじられずに咲いている赤い花があった。
妻は彼岸花のひとつで「キツネノカミソリ」っていう花じゃないかという。
初めて聞く花の名前だ!

08kitunenokamisori.JPG

雑草もここまで咲くとそれなりにきれいだ。

IMG_3028.JPG

鹿の餌食にかろうじてならなかった赤つめ草が一輪花を咲かせていた。

08akatume.JPG

庭では、カワラナデシコとソバの花が満開。

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ブリーベリーは、もう実をつけている。

buru-beri-nomi.JPG

山瀬さんに頂いたトールペイントの鉢にHitomiさんから貰った
ルッコラの種をまいたら、元気に育った。
毎日、ちょっとずつ食事に頂いている。

rukkora.JPG

午後3人組のお客さんが、変わった服装で来店。
「シャワークライミングでも行くのですか?」と聞いたら
なんとサイクリングだという。でも車で来てるじゃないと不審な顔をしていたら
「実はサイクリングを4人で始めたが一人事故に遭い、中止してコースを下見に
来たんだ」という。
「このくそ暑い中をサイクリング?僕だったらお金貰ってもいやだ」といった。
で、どんな事故かと聞くと
4人でサイクリングに今朝伏見を出発したけど、
途中信号が変わったので先頭の彼が急停止したら、
後ろを走っていた仲間が追突し、
そこへ更に3番目を走っていた人が追突し、転倒して怪我をしたので、
サイクリングは中止して車を取りに帰り、けが人を病院に連れて行ったとのこと。
で、ついでだからと車でサイクリングのコースを走ってみようということで
来たとのこと。
要するに自転車の玉突き事故なのだ。
でも、そんな話は、初耳だ!
サイクリングされるみなさん、グループで出かける時は追突に注意しよう(笑!)

外科医の先生が来店。
奥様を17年前交通事故で亡くされたとか。
相手はトラックで、奥様と一緒に乗っていた女性3名が即死だったという。
相手は、18歳の青年。
ところが、この青年が何年間も一度も欠かさず、
奥様の命日に毎月お参りにきたという。
それで自然に息子さんとも仲良くなったか、
加害者である青年は、経歴が邪魔して、良い職場に就けなかった。
そこで、ある日かわいそうだということで、
先生が保証人になり、今では良い職場に就職しているとのこと。

確かに事故は不幸なことではあるが、その不幸に真正面から向き合って、
真摯に生きようとする青年の姿に僕も感動を覚えた。
今日は、心温まる話を聞くことが出来て、
なにか心までが少し軽くなったような気がした。


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コメント 8

echo

こんにちは。素敵なお庭の風景に誘われてお邪魔しました。
そして、素敵なお話を読ませていただき清々しい気持ちになりました。
その青年の真摯な向き合い方も、そして罪は罪、人は人と冷静な心で青年と向き合えたお医者様にも感動しました。

by echo (2008-08-07 03:07) 

ayaya

可愛いお花の写真と、心温まるお話・

でも、中々お医者様の心境には成れない・・・・。と思います。

人の真心は、必ず通じるものなんですね。

by ayaya (2008-08-07 08:37) 

ユウ

おはようございます!
感動しながら読みました。
なかなかできないことだと思いますが、青年の真心が通じたのでしょうね。

さだまさしさんの歌に「つぐない」(題名は定かではありませんが…)というのがあります。
似たような歌でした。
実際にあったことを歌にされたということだったような気がします。
すみません、あいまいで…。

車を走らせながらラジオで聞いて、涙したことを思い出しました。

by ユウ (2008-08-07 09:20) 

kazenotomo

echoさんへ
コメントありがとうございます。
青年の話は、本当に感動しましたよ。
昨今、なにかととんでもないニュースの多い中
本当に救われる話です。
こういう青年は、大事にしてあげたいです。
by kazenotomo (2008-08-07 17:12) 

kazenotomo

ayayaさんへ
なにごとも真心が通じる世の中になって欲しいですね。

by kazenotomo (2008-08-07 17:14) 

kazenotomo

ユウさんへ
さだまさしの歌「償い」です。間違いありません。
アルバム『夢の轍』(ゆめのわだち)に収められています。
歌詞は、ここで確かめられます。
http://listen.jp/store/artword_1000657_13656.htm

この歌は、裁判でも裁判長に引用された例があります。

『2001年4月19日、東京・世田谷区の東急田園都市線において、
2人の少年が銀行員の男性に対し車内で足が当ったと口論の末、
三軒茶屋駅のホームで2人がかりで殴り、
のちにくも膜下出血で死亡させるという事件が起きた。

傷害致死罪に問われた少年の判決公判が2002年2月19日、
東京地裁で行われた際、2人は言葉では謝罪し、
「自分という人間を根本から変えてゆきたい」などと述べたものの、
事件自体は酔った被害者がからんできたことによる
過剰防衛であると主張しており、反省の言葉を繰り返すだけで、
裁判中の態度や発言から、真に事件について反省しているかどうか
疑問な態度を繰り返していた。

判決公判の閉廷直前、
山室惠裁判長が被告人2人に対し
「さだまさしの『償い』という歌を聴いたことはありますか」と切り出し、
「この歌のせめて歌詞だけでも読めば、
なぜ君らの反省の弁が人の心を打たないか分かるでしょう」
と異例の説諭を行い、反響を呼んだ。

さだまさしは新聞社の取材に対して、
「法律で心を裁くには限界がある。
今回、実刑判決で決着がついたのではなく、
心の部分の反省を促したのではないでしょうか」
とコメントしたうえで、
「この歌の若者は命がけで謝罪したんです。
人の命を奪ったことに対する誠実な謝罪こそ大切。
裁判長はそのことを2人に訴えたかったのでは」と述べた。』
by kazenotomo (2008-08-07 17:41) 

ユウ

おはようございます!

裁判で引用されたことがあったことは知りませんでした。
裁判長の説諭が、2人に届いたのでしょうか…

さだまさしさんの歌「償い」確かめてきました。
そうです、この歌でした。
また、もらいなきしてしまいました。

この週末、家族で久し振りにキャンプをしてきました。
林と川のある自然を満喫して、生き返るようでした。

キャンプ場で、次女との会話です。
「自然はやっぱりいいよね~」
「自然の中で過ごす時間をたくさん持つことで感性が育つのね」
「自然に囲まれて愛されて育った人は、他の人を殺めたりしないね」
「子どもの頃にたっぷり愛されて育ったかどうかなのね」
「愛があるかどうかだよね。やっぱり愛なんだね~」
そんなことを話したのでした。

キャンプ場は賑わっていて、いろんな人たちがテントやバンガローで休日を楽しんでいました。
仲のいい3人兄弟のお兄ちゃんが、弟たちを面倒みているかと思えば、
深夜まで大声で騒いでいる子どもや若い人たちがいました。
いろいろ考えさせられました。

ごめんなさい、余計なことを書いてしまいました。
美しい自然に癒された週末でした。
「kaze」も素敵なところですね!
いつか訪ねたいです。




by ユウ (2008-08-11 08:09) 

kazenotomo

ユウさんへ
本当に「子どもの頃にたっぷり愛されて育ったかどうかなのね」だと思います。
僕もやっぱり「愛」だと思います。
自分事ですが娘の名前を「愛」にしました。


by kazenotomo (2008-08-13 19:43) 

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