心温まる素敵な一日！：kaze日記：SSブログ

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心温まる素敵な一日！　[kazeの風景] [編集]

2010年8月30日（月）

朝23度、晴れ。
昨日とは打って変わって、国道を走る車もまばら！
で、ご近所の来店者と楽しい会話が楽しめた。

午後、京大病院で同室だった肺がんの友（笑）が、ご夫妻で来店。
ご夫妻とも、楽しい会話の花が咲いた。
あまり暑いのでどこか涼しい所へ行きたいと考えていたら
「そうだ！kazeに行こう。」ということで来店とか。
僕らは「友遠くより来る。また、楽しからずや」である。
お土産までいただいた上に、本まで買っていただいた。
「また、うれしからずや」である。

ご夫妻が変えられた後、花壇を眺めていたらブラックベリーの実が
名の通り黒くなっていた。
その実を妻にプレゼント
美味しいといって食べていた。

で、僕は庭を散歩。
妻は花壇に水遣りを始めた。
ところが子供の声が聞こえてきたので店に出てみると
母親3人、1歳から４，５歳くらいの男の子5人のグループが来店。

妻が言うには水まきをしていて、フト玄関を見たら
小さな子供がフロアにかかった水たまりに手を漬けて遊んでいたので
びっくりしたとのこと。
kazeでは、来店者は、車で来るので、来店者は車の音でわかるのであるが
車がないのに、小さなこともがいつの間にやら現れたからである。

ご近所さんの里帰りかと思ったら、日頃は空き家の向かいの山崎さん宅に
来ているという。山崎さんのお友達の家族である。
友人宅で合宿のようである。

似た年頃の子供たちが5人も集まれば、それは楽しいに決まっている。
とにかく、店の中を縦横に使ってみんな楽しそうに遊ぶ。
が、店には、薪ストーブの傍には、陶器の鬼っこが二体飾ってある。
壊れやすいのだ。
すでに数回、腕が取れたりで、接着剤でつないだりしている。
大丈夫かと少し気になるのである。

床に寝そべっているのは、満1歳という子供。
でも、お母さんは、しっかりその子を見ているけど、何も言わない。
「こんにちは」とその子に声を掛けると、やおら立ち上がって
両手をもぞもぞさせている。
で、「握手」と手を出すと、にこっと笑って手を差し出した。
なんとも愛らしい子供である。

帰るとき、玄関に見送りに出たら、裸足の子供がいる。
「この子裸足だよ！」というと
お母さんが「いいんです」と、ちゃんと靴を持っていた。
その子も、当たり前のように裸足で庭を歩いて帰っていった。

kazeの日没は、早く4時半である。
東の山伝いに、日陰が登っていく。

しばらく、すると、今度は向かいの山崎さん宅から、さっきの子供たちの
はしゃいでいる声が聞こえてきた。

僕らは、このグループに感動していた。
あれほど、お店で遊びまわっていたけど、鬼っこも無事だったし
お母さんたちの「・・・・しちゃ駄目！」という声も聞かなかった。
子供たちは、けんかどころかみんなそれぞれ楽しんでいたし、
親に何かをせがむ子もいなかった。
僕らには、不思議な親子に思えた。

親子の信頼関係が本当にしっかりしていて、変な話だが、子供たちも
してはいけないことをちゃんとわきまえて遊んでいるようなのだ。
裸足で土の上を歩かせるのも、母親のちゃんとした教育方針だと思った。
なにか、はたで眺めていても、心温まるような親子のグループだった。

最近、新聞をにぎわしている悲惨な事件とは、まったく対極にいるような
爽やかな親子関係に、僕らまで、本当にうれしくなった。
テラスから眺めると、山崎さん宅の空もきれいな空である。

今日は本当に、心休まる素敵な一日だった！