今日は秋?! [kazeの風景]
2013年7月20日(土)
朝20度、快晴
夜が白み始めた頃、玄関の防犯ブザーがなった。
鹿が侵入したのかと飛び起きて、出てみたが鹿はいない。
もちろん、人間もいない。
きっとイタチ君だと思う。
まったくもう!
彼は玄関によくやってくる。
来るだけならいいのだが、たまに糞を残していくのだ。
後始末は、僕らがしてるんだぞ、と言ってやりたいが、
まあ、通じないこと間違いなしだ。
それでも、鹿に比べれば実にかわいい動物である。
来店も、遠慮がちにそろりそろりとやってくるのだ。
で、玄関フロアに来て、休憩し、またどこかへ出かける。
お散歩ルートは、ほぼ決まっているようである。
パンのミミなぞ置いておくと、
大喜びでおいしそうに食べるのだ。
いつもは夜の10時過ぎぐらいに来るのに、
早すぎないか、それとも遅くなって夜が明けた?
僕は、布団にもぐりこんだ。
何しろ、寒いのだ。
温度計を見ると19度だ。
昨夜も寒くて、毛布をもう一枚引っ張り出して重ねたのだ。
朝9時過ぎ、庭を散歩する。
まるで秋のように風が肌にさわやかである。
涼しさ満点!
とても7月とは思えない冷気がただよう日である。
向かいの旧街道から、ほら貝の音が聞こえてくる。
比叡山の僧たち列をなして、比叡山へ帰っていくところである。
彼らも今日は、気持ちよく歩けるだろうと思う。
お店の来店者も、みなさん、涼しいといって、
お庭を散歩していた。
僕は、空を見上げて、おかしな錯覚に陥ったよ。
青い雲と白い雲がせめぎ合ってるような空なのだ。
異なる気圧がぶつかり合ってるのかもしれない。
夏の気圧と秋の気圧の出会いの風景かなあ?
夕方、二人でラジオを聞きながらテラスで夕食。
ラジオが「音の風景」という番組が始まった。
鶯の鳴き声、カジカガエルの鳴き声がラジオから聞こえる。
するとテラスの下の川から、本物のカジカガエルの鳴き声が
一段と大きくなった。
やがて、夕焼けが始まった。
久しぶりに見る強烈な夕焼けである。
で、kazeに夜が来た。