絆 [kazeの風景]
2012年8月18日(土)
朝23度、晴れ。午後5時頃夕立。
開店のため鹿除けの網を外したら、タイミングよく、名村さんが来店。
別荘のペンキ塗りをするというのだ。
まあ、この暑いのに元気だなあ、と感心してしまった。
でも天気予報では、ところによって雷・大雨があるらしいので、
名村さんも少し心配していた。
僕は、朝から軒下にスズメバチの巣を見つけて、蜂退治に多忙!
昨日、スズメバチの巣を発見して、退治したのであるが、
今朝は、そのすぐ近くで、また、巣つくりを、大勢の蜂が作っていた。
なんか今年は、蜂が多いように思える。
こんなのに刺されたら、命取りである。
お隣の上野さんが来店。
このお盆に、ひ孫までが大勢訪れて、さすがに気疲れしたと言う。
「何人ぐらい来たの?」と聞くと「約50人」だそうだ。
一日の最高は、25人だったという。
食器は。用意してあるが、さすがに寝具は用意できないので
それぞれが、持ってきたそうである。
車なので、みんな自分の分を持ってきたそうで、まあ、とにかく
にぎやかだったらしい。
子どもたち、孫たち、ひ孫たち、総勢48人が、元気で健康に育って
これといった問題もなく、暮らせているって、最高に幸せな一族だと思う。
上野さんは、今年91歳、本人もいたって健康で、
少し耳が遠くなった程度なのだ。
普段は、築後100年以上の茅葺屋根の家で一人暮らしである。
家は、大津市古都景観賞を受賞している。
わがkazeの名実ともに川を隔てて一番近いお隣りさんなのだ。
上野さんの健康法は、文字通り「晴耕雨読」の生活なのである。
とにかく、天気の良い日は、外で畑を作ったり、肉体労働!
読書が好きで、「ポロ 人生の贈り物」も買って頂いた。
良い本だと子どもたちに、その本をまわし読みさせているという。
妻が上野さんに
「わざわざお金払って、コーヒー飲みに来なくても、
家でコーヒー入れて飲めば安くつくのに」というと
「kazeでいろんな話が出来るのが楽しい」のだという。
夜、kazeに灯りが点いてるだけでも、心休まるのだと言う。
ところが、僕らと上野さんとの最初の出会いは、
Kazeの開店前に、上野さんが鎌を片手に血相を変えて
Kazeに怒鳴り込んできたことから始まった。
理由は、僕が荒れた感じの竹やぶを、良かれと思って切ったことだった。
上野さんからしてみれば、そのしのぶ竹を増やしたいと思っていたのであり、
かつ、それは上野さんの所有地にあった竹だったのだ。
が、話し合ってる間に、気持ちが通じ合い、
以後、親しいお付き合いが続き、色んなアドバイスもいただいた。
うれしいことに、今では、kazeは、上野さんの自慢の店になったのだ。
そのkazeの庭では、今、露草が満開!
変わった花を咲かせるサルビア、
ハクチョウソウ、
それにミントの花が今が盛りである。
テラスのねむの木では、実を結んでいる横で、まだ花が残っている。
少しずつではあるが、kazeの花も絶え間ない。
普段は一人暮らしの上野さん。
すごいですなぁ。。
賑やかなんはすんごく楽しいやろけど、後が。。
セツナイやら、気疲れやら多々あるやも。
けど、集まる人らは大勢がイイよな。
と、ウチら少人数は思うところなのだ。
by suzu* (2012-08-28 15:26)
suzu*さんへ
わが家も超少人数派なので、すごいなあと思いました。
大いに気疲れしたと言ってました(笑)
by kazenotomo (2012-08-29 10:51)