心が浮き立つ季節なのだが・・・・ [kazeの風景]
2012年4月29日(日)
朝14度、晴れのち曇り。
庭の遅咲きの桜も散り始めた。
暖かな風に桜の花びらが舞う!
風が初夏の香りを運んでくる。
なんだか心が浮き浮きする。
今日は、暖かなので、窓ガラスも外した。
窓から緑に衣替えを始めた桜を眺めていると、
早くも春が去っていってしまった思いがする。
気持ちよい風が店内を吹きぬけていく。
川向では、ピンクの八重桜が満開となった。
まだ、川向には、春がいる。
おなじみさんの愛犬カップルも来店。
テーブルに付いた人が急に立ち上がり、手を外に向けて振っている。
どうしたのかと思って聞くと
「えらく綺麗にガラスを磨いているなあと思ったのだが、
ガラスがなかった!」と大笑い。
ガラス窓を外しているのに気がつかなかったらしい。
野外テーブルの方が良いというご夫婦もあり、
注文の飲み物を配達(笑)
テーブルから外の風景を眺めていた来客が
「あ~あ!とうとう当ておった!」と声を上げたので
なんだろうとテラスの方を見ると、車が庭のコナラの木に
後ろから当たっている。
コナラの木の根元に群生しているスノードロップの花が車輪の下だ。
「なんでこんな広い庭で、わざわざそこまでするか?」と例の来客さんが
ぼやいている。
が、当の車のカップルさんは、そのまま店内に入って来て、テーブルに付いた。
で、僕は「車が植木に当たってますよ」と言った。
すると、立ち上がって車をみて「ほんまや」と、運転していた人が出て行った。
植木に車が当たっているのを気づいていなかったのだ。
最近車の事故が多いので、僕は心配になったよ。
でも、空には、トンビが気持ちよさそうに旋回し、
なんとなく暗い感じだった杉林までが、明るく輝いている。
1年で一番心が浮き立つ季節がやってきたのだと実感する。
が、そんな季節になると不届き者たちも現れる。
集団で人の畑に無断に入り込み、たらの木をへし折って行く。
道路の車の人間が見張り役らしい。
カメラを向けると、車の男が、下の3人に合図した。
3人は、あたふたと斜面を這い上がり、車で走り去った。
鹿よりもたちの悪い人たちである。
彼らの行いに、急に不快な気分になった。
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