2度とないからこそ大切に! [人生]
2012年3月20日(火)
朝マイナス3度、快晴!
朝の庭は、霜で白くなっていた。
が、朝日と共に、それも解けてしまった。
冷たい風が、肌に気持ちよさを引き起こした。
春の兆しが感じられ、来店者もゆっくりくつろいでいく人が多かった。
中には、連れ立って1時間ほど散歩に出かけたグループもいた。
バイクの来店者も増え、
バイクの季節になったことを、僕らに教えてくれた。
が、彼らに言わせると、山を越えたら、空気が冷たかったといっていた。
花折峠の向こう側とこちらでは、大分気温が違うのだ。
雪が解けていくと、早速鹿がやってきて、我が物顔に庭を荒らしまわる。
玄関の花壇にあるカシワバアジサイの花目も無残に食い千切られてしまった。
更に悔しいことに、これ見よがしに、あちこちに糞をたっぷり!
憎らしいことこの上ない。
ご近所の池田さんご夫妻がお孫さんを連れて、来店してくださった。
池田さんのおうちでも、鹿に悩まされているという。
大切な鉢植えの植物を鹿から守ろうとガレージの奥に隠しておいたのだけど
綺麗に根こそぎ食べられてしまったと奥様はプンプンである!
ところで池田さんのお孫さんは、この春から高校生なのだが、女性剣士!
なんと2段だそうである。
脱帽です!
自分が中学生の時、何をしていたかと考えてみた。
中学一年は、バレーボール部。
だけど、今と違って9人制のバレーボールだった。
僕は左利きなのでか、ハーフレフトだった。
アタッカーなのだ!
だが、あることがあって、バレーボール部を止めた。
2年生になってからは、剣道を始めた。
まだ、剣道部はなく、剣道部を作るために先生が始めた私的活動だったが
6名ほどの生徒が賛同して練習を始めたのだ。
なぜか、すぐに腕が上達し、負け知らずになった。
が、思うことがあって、3年生では、図書室にこもってしまった。
図書室の本を片っ端から読んでいった。
全く意味がつかめず、わけが分からないのに読んだ本が
ゲーテの「ファウスト」だった。
今でも、理解できないのだが・・・・・(笑)
図書室の本に飽き足らず、父親の書棚から、勝手に本を持ち出して読んだ。
その中で、今でも強烈に印象に残っているのが、芥川龍之介の「歯車」
そして、のぼせ上がったのが、ドイツの作家、ヘルマン・ヘッセだった。
中学生時代は僕にとって、人生で一番心が激動した時代だったように思える。
人生が2度あるなら、中学生時代にタイムスリップしてみたいと思うが
人生に2度は、絶対ないのである。
一度きりしかないゆえに、貴重なのであると思う。
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