形見の品に!! [kazeの風景]
2012年3月11日(日)
朝マイナス2度、晴れ、4時ごろからミゾレ。
6時過ぎ、遊魚券を求める来客に起こされた。
今日は午前中、僕が鹿除け網の掘り出し作業をした。
なぜか、鹿除け網の有るあたりは、雪の吹き溜まりになっていて
掘り出しは、大変である。
すぐ息切れしてしまうのだ。
津市からカブでおサルのボスさんがやって来た。
早速、ポロの墓前にカーネーションの花を供えてくれた。
彼は、来店するときは、必ずポロに花を供えてくれるのだ。
本当にありがたく、感謝にたえない。
ポロの墓も、やっと、そこだけ雪融けしているが、まだ掃除も出来てない。
久しぶりに服部恵美さんのご主人が1人で来店。
が、思いもよらぬ、悲しい知らせを携えてきた。
奥様の恵美さんが今年1月30日にガンのため、
55歳の若さで逝去されたのだという。
僕は、言葉を失った!
昨年4月4日にご夫妻で来店され、その折に恵美さんの作品
りんごの陶器をいただいたのである。
その作品は、今でもkazeのテーブルに飾られている。
そのテーブルにご主人は座った。
この作品は、昨年3月に京都の岡崎神宮通りに有る「ギャラリー唯」で
行われた「おんな7人展」に出品された作品のひとつなのだ。
3月17日に僕らは、その作品展を見るために出かけた。
彼女もギャラリーに居合わせて、作品を見ながらお話が出来たのである。
そのとき妻がりんごの作品を見て「なんだか癒される」と言ったのを
覚えてくれていて、展示がすんだのでと、持参してくださったのである。
その作品が突然のように僕らへの形見の品になってしまったのだ!
大切にしなければと思った。
ギャラリーから帰るとき、入り口に立ち、
笑顔で僕らを見送ってくれた恵美さんの姿が印象的だった。
今でも鮮明に覚えているのだ。
ご冥福をお祈りします!
午後4時ごろから、外はミゾレが激しく降りだした。
僕らの心にも、哀しみのミゾレが吹き荒れていた。
命はたくましかったりはかなかったり。
神様はどんな配分をするのでしょう?
by 斗夢 (2012-03-13 08:21)
斗夢さんへ
神様は、すごく気まぐれです!
私の妹も昨年5月、兄貴より先に逝ってしまいました。
by kazenotomo (2012-03-14 00:27)
大きなテーブルに一人で座っておられたのが旦那様ですね・・・我が妻が53歳、人事のようには思えません。
ご冥福をお祈りいたします。
今度お邪魔したときに、ゆっくりと「りんご」を見させていただきます。
by おサルのボス (2012-03-15 06:11)
おサルのボスさんへ
先日はご来店有難うございました。
また、ポロへのお花、感謝に耐えません。
服部さんは、あのテーブルの方です。
by kazenotomo (2012-03-16 00:25)