小鳥事件 [kazeの風景]
2012年2月25日(土)
朝零度、雨
霧雨が一日中降り続けた。
雪は、大分解けて、除雪したところは、地面が出ている。
やれやれである。
テラスの餌箱にパンを入れると早速カケスがやって来た。
まるでパンを置くのを待っていたようだ。
安倉さんご夫妻がカメラを提げて来店。
「僕もカケスの写真を撮ろうと思って」という。
カメラをテーブルに置いて、カケスの来るのを待っていた。
が、いざとなってご主人はがっくり!
「どうしたの?」
「バッテリーが・・・・」としょんぼり。
お気の毒である。
向かいの藁葺き屋根の上野さんが、娘さんご夫妻と来店。
娘さんが録画したDVDをいただいた。
内容は、今年2月16日(木)のテレビ番組「ちちんぷいぷい」の
「昔の人は偉かった」で鯖街道を歩くシーンで上野さん出演しているのだ。
早速DVDで見てみると
上野さんに出会う直前の画面にkazeの姿がチラッと映っていた。
この葛川地域でわら屋根の家で今も現役なのは、上野さん家だけなのだ。
で、この家は、大津市の「古都景観賞」を受賞しているのだ。
上野さんは、子どもが5人、孫が12人、ひ孫が18人いる。
お盆などで、皆さんが帰ってくると、この山村もにぎやかになるのだ。
夜は、kazeの側の川原で花火などして、集落中に活気がみなぎる。
子どもたちのにぎやかな声がこの谷に響き渡る夏のひと時である。
が、今日は、この谷は霧雨の中!
そんな時、フト玄関で何か動いた。
屋根の雪が落ちたのにしては、場所が違うので、不思議に思って
玄関を窓越しに眺めたら、小鳥が一羽玄関の踊り場に座っていた。
まさに座っているのだ。
窓ガラスを見ると、小鳥の柔らかい白い毛がついている。
窓ガラスに激突して、落ちたらしい。
でも、生きている。
首を持ち上げて、きょろきょろしているが、動く気配がない。
来店者が言うには、「足を痛めているんじゃない?」
妻は、図鑑を持ち出し、調べだした。
携帯で写真を撮る人もいた。
「かわいそうに手当てしなければいけないんじゃ・・・」と言う人。
まあ、とにかく、小鳥の事故をめぐって店内はにぎやかになった。
が、僕は、文明の力であるガラスを理解できない小鳥にとって
わけが分からず、茫然自失してるだけだと経験から思った。
そのうち、われを取り戻して、飛び立っていくだろうと確信していた。
30分ぐらい過ぎた頃、突然小鳥は飛び立ち、向かいのコブシに木にとまった。
それを見てみんなホッとしたらしい。
僕も、思ったとおりだったのでホッした。
が、結局、この小鳥さんの名前は、分からなかった。
どなたか、ご存知の方がありましたら、教えて欲しい!
カワラヒワではないでしょうか?
元気になってよかったですね。
by 斗夢 (2012-02-28 16:13)
斗夢さんへ
有難うございます。
本当によかったです。
by kazenotomo (2012-02-28 16:20)
カワラヒワかアトリかと思いましたが、本日野鳥の会のメンバーに尋ねたらカワラヒワということでした。
カケスの写真は簡単に撮れないそうです。「山のカケスも泣いていた」「別れの一本杉」の作詞者はカケスの鳴き声知らないで作ったのではないかと言われるほど啼き声はひどいそうですが、姿はきれいですね。
次回、バッテリーチェックのうえ出かけます。
by 花よりダンゴ (2012-02-28 21:57)
花よりダンゴさんへ
有難うございます!
勉強になりました。
バッテリーは予備をひとつ持っていると便利ですよ。
by kazenotomo (2012-02-29 14:45)