妻とギャラリーまで楽しい散歩!だが・・・ [生活]
2011年3月17日(木)
京都も寒さに見舞われ、時折、雪が激しく降った。
震災の被災者のみなさんは、どうしてるだろうと心が痛む。
そんな中、妻と岡崎神宮通りにある「ギャラリー唯」に出かけた。
3月15日から20日まで、ここで「おんな7人展」が催されている。
7人の一人が、kazeの友達である服部恵美さん。
中に入ると陶器の先生らしき人が講義をしていた。
で、僕らは、邪魔しないように作品を鑑賞!
服部さんはいないように思えたが、実は居た!
彼女は講義を聴いていたので、
僕らは、彼女の後ろ姿しか見れなかったので気がつかなかったのだ。
服部さんから、作品作りのお話を聞いた。
(作品は、服部さんの作品の一部です。)
帰りは、お見送りしてくれた。
楽しいひと時であった。
しかし、帰って、福島原発のニュースを見ていると怒りがわいてきた。
世界で唯一の原爆被爆国である日本において
日本の企業によって、日本人が被爆しているのだ。
東電の経営者に対して、非常な怒りを感じる。
これは、安全対策を軽視してきた結果の人災である。
しかも、事故後の対応も不十分で、ことの重大さに対する認識も甘い!
みんな後手後手のその場しのぎだ!
さらに、政府も、なぜ初めから、
最悪の事態を想定した対策を採らなかったのだろうか?
マスコミに登場する専門家の話にも疑問が残る。
放射能についても、何かと言えば「直ちに人体に影響は無い」大合唱だ!
実際に人体に影響がでたら「直ちに」影響はないと言ったと言い逃れでも
するつもりの発言かとさえ、思えてくる。
さらに、放射能の測定値の報道も影を潜めてしまった。
ところが、米軍は、80km以内に入らないように指示しているのに
日本は、20kmの避難である。
自衛隊のヘリも、放射能防御をしての作業で、
放射能が強くて、海水を運ぶのにも神経を使っている現実。
ましてや、原発で働いている労働者は、
非常な危険にさらされているに違いないのだ。
すでに二桁の負傷者をだし、社員2名は所在不明になっているという。
それでも、ホームページでは、安全だといまだに掲示しているのだ。
<以下、東京電力のホームページから引用>
考えられる最大の地震も考慮して設計しています。
原子力発電所の建物や機器・配管などは、歴史上の地震や活断層の詳細な調査結
果に基づき、周辺地域でこれ以上の規模では起こり得ないような大きな地震や直
下型地震を想定し、これに耐えられる設備とするため、耐震上の重要度に応じて
S・B・Cの3つのクラスに分けて設計しています。
また、原子力発電所の耐震設計で発電所の敷地に想定する地震動(地震の揺れ)
は、強度に応じて基準地震動Ssとして定義されています。基準地震動Ssは、プ
レート境界で発生する地震や内陸の活断層により発生する地震など、あらかじめ
敷地周辺で具体的に想定される震源による地震動(敷地ごとに震源を特定して策
定する地震動)を評価した上で、敷地近傍において特定の震源によらず念のため
に想定するものとして、震源と活断層を関連付けることが困難な過去の地震につ
いて得られた観測記録等をもとに想定する地震動(震源を特定せずに策定する地
震動)を併せて評価し、策定しています。
Sクラスの設備は、基準地震動Ssによる地震力、さらに建築基準法で定めら
れた3倍の規模の地震力に対しても、十分に安全であるように設計することで、
原子力発電の「止める」「冷やす」「閉じ込める」という安全機能を維持していま
す。
津波への対策
原子力発電所では、敷地周辺で過去に発生した津波の記録を十分調査するととも
に、過去最大の津波を上回る、地震学的に想定される最大級の津波を数値シミュ
レーションにより評価し、重要施設の安全性を確認しています。また、発電所敷
地の高さに余裕を持たせるなどの様々な安全対策を講じています。
次々と起こる問題に現場は必死に対処しているのだろうが、
記者会見を見ているとその緊迫感が伝わってこない。
「直ちに人体に影響はない」と云うために記者会見をしているようだ。発生した問題の原因、対策、いつまでに対策が完了するということを知りたいのだ。
by 斗夢 (2011-03-18 04:57)
斗夢さんへ
新聞やネットニュースを見ていると、海外と日本の
安全に対する基準が大きく異なっているように思えてくる。
日本は基準が甘すぎるのではないでしょうか。
その甘さが、安全に対する対策の甘さに出ているのでは・・・
最前線で必死にがんばっている人たちに敬意を表したいです。
国の総力を挙げて、対策にあたって欲しい。
斗夢さんの思いは、僕も同じです。
by kazenotomo (2011-03-18 12:07)
原発の安全神話は完全に崩れましたね。
政府はこれでもまだ神話にしがみつこうとするのでしょうか!
「ただちに人体に影響しない」から怖いのですよね。
特に体内被曝は恐ろしく、遺伝子を破壊・再結合して、癌の発生や奇形を生みだしますよね。
原子量発電、利潤追求で人間を軽んじる企業体質、便利さという麻薬で自然のなかで生きることを忘れかけている私たち…
いろんなことを見直していく時がきたのかもしれません。
日本人みんなが力を合わせて、被災地を復興し、住みよい国にしていきたいですね。
by 風さん (2011-03-22 10:27)
風さんへ
本当に風さんのおっしゃるとおりですね。
ところで最近「想定外」と言う言葉がまた、流行語みたいに
話されているけど、僕には言い逃れとしか聞こえませんが
間違ってますか?
この悲しみと苦難を乗り越えて、本当の意味で
「想定外」の住みよい日本を
温かな人の和で創れたらと思います。
by kazenotomo (2011-03-22 17:55)