晴耕雨読のつもりだが・・・・・ [kazeの風景]
2010年7月12日(月)
朝21度、雨、夕方一時曇り。
今日も、雨が朝から降り続いている。
窓を閉めているのに、じっとしてると少し肌寒い!
こうゆう雨の日は、読書が一番と思い、お客さんが進めてくれた本を読んでいる。
といっても、これがまた、風変わり(失礼)な本で「相似象学会誌」なのだ。
で、どんな内容かといえば、到底一言では言えない珍しい本で
だれでも読めるという本ではないらしい。
なにしろ、学会誌なので、市販されていないのだ。
そんな、貴重な本をお借りしての読書なのだ。
書かれている言葉になじむのにも一苦労である。
何しろ、日ごろ接することのないような言葉が沢山で
学会誌なので、言葉の定義からして、学ばなければならない。
読んでいると、頭は宇宙を駆け巡り、時間軸を行き来する。
面白いけど、めちゃ疲れる!
おまけに、初めて知ることばかりである。
疲れてきたら、ぼんやりと緑あふれる雨の風景を眺める。
鹿にかじられた数少ないギボウシが、たわわに花をつけて
自分では、ちゃんと立てなくなっている。
食べられた仲間の分まで花を咲かせたのだろう。
サッカーの日本チームのような気がする。
穏やかで、ゆったりとした気分に慕っていたら
お客さんが「鹿がいるよ!」と声を上げる。
で、僕は、穏やかな気分から引き戻された。
「かわいい!」とお客さんはいうけど、僕の心は穏やかでない。
僕らを散々悩ましているやつなのだ!
夜だけでなく、真昼間から、荒らしに来ているのだ。
僕らには、鹿は憎らしい奴の代名詞みたいなもので、ムカデとおんなじだ。
しかも、最近富にその数も増える一方である。
害獣駆除も追いついていないのだ。
天敵の日本狼が絶滅してしまったので、人間が駆除しない限り鹿には天国だ!
自然の循環がここでは、壊れてしまっている。
鹿さえいなかったら、kazeは、一年中一面の花の園に出来るのにと思うと
残念でならない。
鹿の去った後、平常心を取り返して、読書!
ところが、今度は、小鳥たちがなんともけたたましく近くで鳴きだした。
「なにごとじゃい」と声のする方向を探すと
テラスの横のケヤキの枝に一羽、近くの電線に一羽、お互い競って鳴いている。
ケヤキの方は、葉陰で見えにくいが、電線の方は、口をとんがらして
騒いでいる。
どうも縄張り争いのようである。
結果、電線の方が、そこかえ行ってしまい一件落着!
やれやれと反対側の庭を眺めていたら、桐の木が一杯の実をつけていた。
写真に撮ったら、まるで墨絵のように写った。
よくよく見ると、トンボまで写っていた。
雨の中ご苦労さんです。
楽しく読ませていただきました。
トンボの写真は面白いですね。このような写真はそう簡単には撮れそうにありません。
それにしても鹿の害、困りましたね。
心中お察し申し上げます。
by carotte (2010-07-14 09:41)
carotteさんへ
楽しんでいただけて、僕もうれしい!
トンボの写真、写真は正直で、撮影した者が知らないことも
教えてくれますね。
お悔やみありがとう!(笑)
by kazenotomo (2010-07-16 12:08)