今は、卯の花街道! [kazeの風景]
2009年6月7日(日)
朝18度、曇り時折小雨。
来店の数人から、「あの花は、なんという花ですか?」と聞かれた。
その都度、妻は「空木の花です。別名、卯の花」と答えると皆さん納得。
更に別名「雪見草」とも言われています。
そう童謡で有名な「夏は来ぬ」で歌われている”卯の花”なのだ!
夏は来ぬ
佐々木信綱作詞
小山作之助作曲
卯の花の 匂う垣根に
時鳥(ホトトギス) 早もきなきて
忍音もらす 夏は来ぬ
五月雨の そそぐ山田に
早乙女が 裳裾ぬらして
玉苗ううる 夏は来ぬ
橘の かおるのきばの
窓近く 蛍とびかい
おこたり諌むる 夏は来ぬ
棟(おうち)ちる 川辺の宿の
門遠く 水鶏(クイナ)声して
夕月すずしき 夏は来ぬ
五月闇 蛍とびかい
水鶏鳴き 卯の花さきて
早苗うえわたす 夏は来ぬ
この詩でkazeとは大違いは、ホタルである。
kazeでは、5月にホタルは出ない。6月の末から7月の上旬なのだ。
しかし、この時期鯖街道は、卯の花街道でもある。
花折峠などでは、卯の花だらけって感じである。
卯の花を見たければ、kazeにご来店あれ!です。
で、万葉集から一句
「五月山(さつきやま) 卯の花月夜
ほととぎす 聞けども飽かず
また鳴かぬかも」
万葉集(作者不詳)
万葉の時代から卯の花は、日本人の心を魅了してきたのだと思う。
ですが、今kazeでは、ほととぎすではなくウグイスが盛んに鳴いています。
鳥の声に聞き入りたい方もkazeにご来店あれ!です。
この時期になると昨年来店した方で
「これ、ほんまの鳥に鳴き声ですか?テープと違いますよね」といった人がいた。
「えっ、なんでそんな質問?」と僕らはびっくりしたけど
大阪では、雰囲気を出すために店内に鳥の鳴き声のテープを流している店があるそうだ。
僕らには、そんなことは思いもよらなかった。
で、写真はウグイスではなく、玄関前の畑に来たホウジロ君です。
更に鳴き声はといえば
ところで一昨日kazeに来て見たら、玄関横の花壇に二ゲラが咲き誇っていた。
どなたかが留守の間に植えてくださったようだ。
「山瀬さんじゃないかな?」と妻は言っている。
いずれにしても、ありがとうございます!
午後、愛犬二匹を連れて見えた方が、kazeの庭でしばらく一緒に遊んで帰られた。
二匹とも、本当に人懐っこい愛犬である。
わざわざ、鳴滝から来店されたとかで、僕も遊ばせて貰った。
そのカップルさんが、kazeの庭で、
「これ、うえてるんですか?遊ぶのに最適ですね」という。
「いえ、ただの雑草です」と僕。
庭の雑草をほめられたのは、これが初めてだ!
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