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花と父の死 [草花たち]
2007年6月4日(月)
朝20度、晴れ。
今日は、合間を見て英会話の勉強、妻は読書!と庭の手入れ。
気分転換に僕も時折庭を散歩!
花達を眺めて歩く。
本当は、もう草刈をしなければならないのだけど
雑草といっても、よくよく眺めていると、いろんな花を咲かせている。
一言に雑草とは、いえないなあと思う。
(シロツメグサ)
(野いちご)
(ハハコグサ)
草刈ももうしばらく後にしようと思う。
プランターに植えたそばも、今花盛り!
生前父親が大好きだった卯の花も今満開だ。
その年の卯の花は見れずに逝った。
父危篤の知らせに、徹夜で車を走らせて帰省した。
父は病院のベットで苦痛にのた打ち回りながらも
病院が嫌で家に連れて帰れとせがむので、
妹に主治医と交渉させて、家に連れて帰ることにした。
普通なら、そんな許可を出さないのだろうが、妹も内科の医者なので
退院後の治療について打ち合わせて退院の許可をくれたらしい。
帰り道、父の好きな丘の上で車を止めて、はるか彼方の山々を
共に眺めた。
ここは360度の展望の地であり、九重連峰、阿蘇山、傾山、祖母山と
有名な山々が一望できる高台である。
父は嬉しそうに眺めていた。
家について、父を背負って座敷に敷かれた床に運んだ。
父親を背負ったのは、後にも先にも、これが初めてであり、最後だった。
でも、父は苦しみ続けて、14日の未明に逝った。
苦痛にゆがんだ顔が、穏やかな顔に変わると共に息を引き取った。
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